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1章3話〜全てはゲームのシナリオ通り?〜

入学式

書類などを受け取り。授業は午前で終わった。


ケイと少し話して、別れ。今僕は

放課後の中庭を目指している。


そう、そこが王子ビンタイベントの発生場所である。


さて、そのイベントを覗こうと画策している僕だが・・・



迷った・・・


だって広いんだもんこの学園。

ここどこぉ〜・・・錆びれた噴水はあるけど。

中庭というには少々小さい気もする


というか、中庭と言っても、第一、第二、第三と色々あるらしく・・・


こんなことならアイリスさんをストーカーすればよかったな・・・処刑エンドにでもなったら怖いし



「おい!新入生!!」

「!?・・・えっと、僕ですか?」

「君以外に誰がいる。」


ねずみ色の髪に強気な態度。

それにこの容姿・・・間違いない


生徒会長

3年生の

リーシャ・ライティブさんだ・・・


ゲームだと主人公の良き相談相手ポジションだが・・・実は第一王子との婚約話が進んでいた気がする。


当の本人も確か普通に好いている反応をしていた。

つまり、友人兼恋敵みたいなのかな。


「えぇっと?僕に何か用ですか?」

「用もなにも、こんなところに来る奴は少なくてな。何か用事があってきたのか?」

「じ、実は。中庭に行こうとしたら迷っちゃいまして・・・」

「なるほどな、この学園は大きい。私も初めの頃はよく迷っていた。よければ案内するぞ」

「ありがたい申し出ですが、生徒会長ともなればお忙しいのでは?」

「なぁに!新入生を導くのも、上級生の、生徒会長の役目だからな!気にするな!」


なんていい人なんだ!!!


「なら、お言葉に甘えて・・・」

「よし!ついてこい!新入生!!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

(移動中)

「聞いていなかったな、君、名前は?」

「リンです。リン・アングレッシュ」

「リン、どこかで・・・は!930点のリンか!!」

「あ、はい、それです。そのリン」

「たはー、惜しかったな。あと5点高ければ我が生徒会に迎え入れられたのに・・・」

「なはは・・・」

「しかし、中々の点数だな。きっと日頃の努力の成果が出たのであろう。」

「ですかね・・・」


ちょっとズルいところもあったけど、まぁ頑張りはしたかな、うん。


そんなことを考えていると、前方の方が何やら騒がしい

「ん?トラブルか?また仕事が増える・・・」

「大変ですね、生徒会長も」

「まぁな、しかし楽しいものだぞ。」


「さて、着いたぞ、ここが・・・第・・・1・・・」


「僕を無視するだなんて、君みたいな女性は初めてだ」

(壁ドーン⭐︎)


あ、まずった。


第一王子が他の人をナンパしてるところをよりにもよって婚約者人に・・・


今日はポンコツだな〜リンちゃん テヘ⭐︎


テヘじゃないが? とりあえず。なんとか状況を・・・


「えっ、ちょっと、本当に、やめ!やめて!」


あ、アイリスさんが本気で嫌がってる。

あの目はまるで、犯罪者を見る目だ!!


(ぱき、ぼき パキパキ)

ん?なんだこの音?


「あんの 王子ぃ!」


これ!会長が指を鳴らしてる音だ!!!


「さぁ!僕と一緒に!素敵な!学校!生活を!!!!!」


(ベシン!!!!!)


ぶ、ぶったぁー!!!

処刑エンド回避だ!やったぜ!


「はぁ、はぁ、」


「ぶったね!!!父上にもぶたれたことないのに!!君は他の女性とは違うみたいだ!気に入ったよ!僕の名前は」


「「レイオン」殿?」


「ぬぅ!?」


レイオンが素っ頓狂な声を上げる


(汗ダラダラダラダラ)


汗がダラダラしている


「ダラダラダラダラ」


口でも言っていた。


「ちょ〜っと、お話があるのですが?」


怖い〜リーシャさんがニコニコしてる〜


「り、リーシャ!?そ、そのだな、これは!そう!親睦!新入生との親睦をだね!」


(ブンブンブンブンブンブンブンブン)


アイリスさんがすごい速さで首を振っている。


「はぁ・・・いい加減そのナンパ癖。直してくださいね?」

「分かっている。しかし!見ていただろう!リーシャ!この女の子!!身分の差がありながら、僕にビンタをしてきた!!!これに興味を持たずにいられるか?」

「たかがビンタでしょう?何をそんなに喜んで・・・」


「君以来だよ!僕にビンタしてきたのは!!」

「なっ!?」


おっ?


「いや〜、僕が君に惚れた理由と同じだからね。そりゃあ興味が湧くよ!あ!心配しないでおくれよ!僕の本命は君だか・・・」


「ふんっ!!!!」

「ごはっぅ!?!?」


会長の右ストレートが王子の腹を襲った。

ひぇ〜


「あがっ、あぅ」


「あ〜あ、また副会長やられてるよ」

「もう夫婦漫才だよな。」

「見慣れた光景だぜ」

「会長ぱねぇっす!!!舎弟になりてぇ!!」


新入生は戸惑っているが、上級生にとってこの光景は日常らしい。そういえばゲームでもナンパ癖凄かったよな〜。

色々イベントがあって治ったけど・・・


あれ?ゲームといえば展開結構違ってきてる・・・よな?

大丈夫かな?


んー・・・


まぁ大丈夫っしょ!!


「王子なんてもう知らない!!今日の夕食!王子の嫌いなピーマン多めにしてやるぅー!!!」

「待ってくれぇ!リーシャぁ・・・せめ、せめて、にん・・・じん・・・に・・・」


あ、会長逃げた・・・というか夕食一緒に摂るのかよ。

夫婦じゃん。

これを寝とったアイリスさん。罪深いな。


「え、ええっと、わ、私が原因ですし、その、回復魔法を・・・」

「気にするなよ新入生、いつもの光景だ」

「いつもの光景なんですか!?」

「それに会長なら3分もしたらケロッと立つよ」

「この状態から!?」


アイリスさん。ナンパされた相手なのに優しいな〜

回復魔法って言ってたけどもう使えるのかな?


「あわあわあわあわあわ」


ま、いつかは使えるようになるんだし別に問題ないよね〜。

シナリオも、ちょっと変わったっぽいけど、モブAには関係ないしね、なんか疲れたな〜早く帰って寝よ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

(夜)

「腹減った〜」


「腹減って起きちゃったよ。えーっと、7時か・・・夜の王都は少し治安が悪いらしいけど、まぁまだ早いし大丈夫でしょ〜。買い食いしよ、買い食い」 


(商店街)

夜の王都は賑やかだな〜

あっちこっちからいい匂いがする。


まるでお祭りに来たみたいでテンション上がるな〜


田舎じゃこうはいかないね、


「へいへい!焼き鳥だよ!焼き鳥!」


お、いいね〜焼き鳥。

元がゲームの世界というだけあって日本語なのに加えて、元の世界の食べ物も普通に売ってる。

元のゲームだと元の世界にはない珍味もあったから。いつか食べてみたいな〜


「焼き鳥10本ください!」

「へい、10本ね、銀貨1枚か銅貨10枚ね」


この世界の通貨は

石貨 銅貨 銀貨 金貨 大金貨 白金貨

現実だと石貨から

10円 100円 1000円 10000円 100000円

ってところである。


「ほい、毎度!」


つまり焼き鳥は1本100円だね。


「またよろしく〜」


「むしゃむしゃ」


異世界あるある。飯がまずい。

しかしこの世界ではそんなことはなく。普通に美味い。つまり、飯がまずい世界で美味しいご飯を出して反応を楽しむということはやりにくい。


元々僕の料理スキルも中々お粗末なものだしね。

これからは自炊もしなきゃいけないんだよな〜。


頑張るか〜料理


「や、やめて、ください」


そんなことを考えていると路地裏からか細い声が聞こえた。僕は耳が冴えてるのだ。


「けひひ!いいもん着てんじゃねぇか!」


これは!!異世界あるある!女の子を助ける展開!!

確かこれはメインシナリオになかったよな・・・ならよし!!一度やってみたかったんだよね〜

それに何より、僕は目の前で助けられるものは助ける主義なのだ。今出来た主義だけど、

それに見捨てたら、今日僕は多分安眠できないしね!


「お?いいネックレスじゃねぇか!お前貴族か?貴族のガキがこんな時間にガードも無しに夜歩きとはねぇ!今からすること、テメェを戒める教訓にしときなぁ!」

「いやぁ・・・いやぁ!」


「待て!」

路地裏の薄暗い奥の方では、僕は多分街の光で輝いて見えているだろう。

「あぁ?なんだテメェ?ヒーロー気取りのクソガキか?」

「その子から離れろ!」


僕はジリジリと不審者に近寄る


「へっ、嫌なこった!」

「そうか、ならb・・・(ドテッ)」


こけた・・・


「っすー。」

「だ、大丈夫かよ・・・」

「one more take please」

「お、おう。」


僕は路地裏の外まで戻る。


「待て!」

路地裏の薄暗い奥の方では、僕は多分街の光で輝いて見えているだろう。

「あぁ?なんだテメェ?ヒーロー気取りのクソガキか?」

「その子から離れろ!」


僕はジリジリと不審者に近寄る


「へっ、嫌なこった!」

「そうか、ならば罰を下すしかないな」


言えた!やった!


「やってみやがれぇえええ!」


不審者はナイフを抜き、僕に襲いかかってくる。

そのナイフで女の人を盾にした方が幾分かマシな判断だったのに・・・


「へっ!武器も何もないオメェじゃあ!勝負にもならねぇなぁ!」

不審者は僕に飛びかかってくる。

狙いは、押し倒して グサってところか?


「武器は作るんだよ。」

そして、僕は久しぶりのリンちゃんソード(仮)を取り出す。


そして金属音がなり。不審者は弾かれる。


「なっ!?テメェ!どっからそんなものを」

「取り出したんじゃないけど。教える義理もないな。」

「へっ、テメェ俺を本気にさせちまったなぁ!」

「沸点が低すぎでは?」


「その減らず口ごと!俺の業火で焼き尽くしてくれるわ!!!」


「し、紳士様!!お逃げください!」

『炎よ、我が呼び声に答え。その姿を現せ。1.我は其方と対等に。2.我は其方の盟友に。3.我は其方の・・・」


「この詠唱は!!上級!!!逃げて!逃げてください!!」

「ふんっ!!!」


僕は全力で不審者の股間を蹴り上げた


「あぅ!?んが!あ!あぎゃあ!!!」

「セイヤッ!サーっ!」


悶絶する不審者の頭を蹴り落とし。地べたに寝そべらせた。


「あ、いっつぅ・・・なぜ、詠唱中にぃ!」

「なんで貯めの長い魔法を使うんだよ。」

「ち、ちが、なぜ、俺に近づけ、」

「あーはいはい。治安局に引き渡すから。安心しろよ」

「なにが・・・ぁ」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

(治安局)

「ご協力。感謝いたします!」

「いや〜ははは」


「紳士様。あの、助けていただき、ありがとうございました。」

「それはいいんだけどさ、えっと、君どこの家の子?よかったら送って行くけど」

金髪で蒼い瞳。とても綺麗な少女。歳は。僕と同じくらい。みなりもきちんとしていて、貴族の娘さんかな?

「そ、その、えぇっと実はぜ、絶縁を言い渡されまして」

「ぜ、絶縁!?」

「も、もう出ていけと、言われて、途方に暮れていてですね・・・」

「でもさ、それってなんて言うんだろう。親の愛というか、本気じゃないのかもなーなんて」


親に出てけと言われる経験なんて、誰しも結構あるはずだしね。


「いえ、強制的に外に出され、塩を撒かれました。」



なんて、なんて可哀想なんだ!!!

なんとかしてあげたいな〜。

治安局?いや、あそこじゃ元の家庭に戻されるだけだしな。

施設とかないのかな・・・

まぁ今すぐは無理だろうし、


「家がないなら僕の家に居候する?うちのアパート意外と大きくてさ。」

「よ、よろしいのでしょうか!!」

「まぁ、男と2人きりだから、もし嫌なら断ってくれて大丈夫だけど」

「い、いえ!ご、ご迷惑をおかけします!」


まぁ、1人の家も悲しいしね。同居人ってやつか


「それでは自己紹介を・・・」


そう言うと彼女はスカートを少しあげて上品に挨拶をした。

「アリ・・・フリース・シュフォンです。どうぞよろしくお願いします。」


やっぱり貴族出かな?佇まいから仕込まれてる〜!って感じがする。


「リン・アングレッシュ。気軽にリンでいいよ。よろしく」


「リン・・・リンさん・・・ふふっ」


「さて、フリースさん。何か食べて帰ろうか」

「よ、よろしいのですか!」

「おごってあげよう〜」

「そ、それでは、あ、あちらの屋台から!何やらいい匂いが!」

「焼き鳥か〜、いいよね〜」


僕らは色々食べながら帰った。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

(家)

「なるほど、学生の寮とはこの様な場所なのですね」

「まぁ少し違うけど、大体こんな感じかな」


リビングでテーブルを挟み2人座る。

気まずい・・・


というか犯罪臭がすごい!え?いいんだっけ!高校生が未成年連れ込んでも・・・


あ、高校生も未成年か・・・

じゃなくて!と、とりあえず


「歳は?」

「そ、その13です・・・」


なるほど2歳差か、ならセーフだよな?


「すごい数の魔道具ですね」

「実はね、趣味なんだ集めて遊ぶの」


「遊ぶ?ですか・・・」


なんだろう、この緊張感。

圧倒的プレッシャー。気分はまさに王様との謁見!!

これが女の子と2人っきりになるということなのか!


「そ、その。本当にありがとうございました!このネックレスは、すごく大切なもので・・・」

「あー、」


そう言えばあの不審者からネックレスがどうのって聞こえたな。


「いやいや、別に」

「そ、それでですね、お礼なんですけれど」


こ、この展開は!体で払う展開!!!

いや、そういう物の見過ぎだろ。

恥を知れ!僕!


「か、体で、お支払いを」

「まっ、マジか」


まさか、え?いやダメだよ。やっぱ体は大切にしないと!!


「あが、あ?え?」


ビックリしすぎて声に出ていない!!


「わ、私頑張っちゃいます!!家事!!!」

「あ、そういう感じね」


というか、ゲームとか本でも大体こんな展開だろ。

変な期待しちゃって!

恥を知れ!僕!!


「じゃあお願いしようかな。もちろん僕も手伝うよ」


「あ!ありがとうございます!」

「こちらこそ。」


こうして、僕とフリースさんの同棲が始まったのだが・・・

まさかあんなことになるなんて

この時の僕は思わなかった・・・

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