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プロローグその4〜ドラゴン3000年の歴史VS僕17+7年の歴史〜

古代の龍が快適に飛び回れるほど広々とした

大きい遺跡のような幽閉された場所


古代の龍が僕を見下ろし

僕が古代の龍を見上げる


僕の10倍以上はある巨体への圧巻は

ドラゴンの声で我に返された


「さて、始めるとしよう。準備はよいか?」

「当然」


今、僕と古代のドラゴンの戦いの火蓋が上がった。

「まずはお手並み拝見」


先に攻撃を仕掛けて来たのは古代の龍だった

とりあえず古代の龍は呼びにくいから

敬意を表して『古代さん』と呼ぶことにしよう。


古代さんは石ころと呼ぶには少し大きい岩をこちらへ向けて飛ばして来た。


念動力の部類かな?便利だな〜


僕はとりあえず魔力で壁を作り防ぐことにした


(ほう 避けるでなく、防ぐか・・・まぁよい)


「さてと、僕も仕掛けるか・・・」

「ならば一発打たせてやろう」

「え、?本当?ラッキー!」


 相手の硬さが見れるしね!ありがたく頂戴しよう。


僕は古代さんに近づき魔剣を軽く振るってみた


キーンと、金属と金属が弾かれるような音がして

普通に弾かれた


「硬いな〜このウロコ」

(ふむ、魔力で作り出した剣か・・・なんとも面白い事を考える)

「ふふっ、しかし見てみよ ウロコに傷がつきおったぞ!ふははは!愉快愉快!ウロコに傷がついたのは約1000年ぶりじゃ!」

「嬉しそうだね」

「当然じゃ、久々に楽しくなって来た」


それほどまでに退屈な約1000年だったのだろう、出来る限り楽しい戦いをしよう!


「さて、続けるぞ!」

「よーし!頑張るぞー!」


とは言ってもな〜このリンちゃんソードで本気で攻撃してもウロコ3つくらいしか持ってけなさそうだし

ここはやっぱり魔力で攻めるか


「なにをボサっとしておる!ゆくぞ!!」


古代さんはそう言うと巨大な翼を羽ばたかせこちらに強風、いやもうこれは刃物だね、当たると絶対やばいもん!風の刃を送って来たってとこか


(刃風、しかも不規則に攻撃しておるから、避けるにはちと難しい。まともに当たると細切れになるぞ?さぁどうする人の子よ!)


これ完全に殺しにかかって来てるよね?

命は取らないって話じゃ!?

しかしだ、所詮は風!無効化するのは容易い・・・はず


「魔力を!!廻す!!」


魔力を強く練り、換気扇の羽を模した形にする。

さらにそれを素早く廻し空気を吸い込む


(ほう、そうくるか!)


風の刃は形を失いただの空気となって無効化される。


「ふい〜なんとかなったか」

「お主はヘンテコな戦い方をするのう」

「7歳児の発想だからね〜」

「信じられんの・・・生を受け、7年目にしてそれほどまでに魔力を応用するとは・・・これは少々みくびっていたかな?」


まぁ本当は17年と7年で24年目なんだけどね〜

あ!でも記憶が戻ったのは5歳の時だから実質19年目みたいなものか


まぁそんなくだらないことはどうでもよくて、この古代さんなら色々な事を試せそうだ!そうと決まれば!


「ん?足元に魔力をためてなにをするつもりだ?」


まずはこれ、超加速(仮)

魔力を足元で具現化させ放出することにより!


「ほう、速いな」


ブーストをかけることが可能なのだ!

ちなみに加速をかけた逆方向に同じ事をすることで止まったり、方向転換することが可能なすぐれものだが


慣れるまでは速すぎてすぐに止まれないので

狭いところで使うのは要注意なのだ


そして僕はこの技でドラゴンの周りをぐるぐる周っている。

あるものを設置するために


「それにしてもその技、無理矢理加速をかけているように見える。して、負担が大きく四肢の1本や2本は折れそうにみえるが?」


それは僕も思ったことはある。けどこの世界に来てから妙に体が頑丈なんだよな〜。一応最低限の衝撃吸収はしてたり普段から鍛えてるっていうのもあるけど、それにしても頑丈だと思う。


まぁ転生者だしどうせボーナスとかでしょ!深く考えないでおこーっと


「心配無用だよ!僕の体は少し丈夫なんだ!」

(声の大きさがバラバラで聞き取りづらいが、なんとか聞きとれたぞ、それにしても少しどころではないと思うが、まぁよい)


「して、貴様は先ほどから攻撃せず何をぐるぐると周っておるのだ!攻撃して来い!全て捌いてやろう!」

「ちょっと置物をね」


(置物・・・だと?)


古代さんは自分の足元に設置されている紫色に輝く球体を見て目を丸くした


「い、いつのまにこんなものが、結界の素か?しかし、結界は我には効かんぞ」


へ〜結界なんてあるんだ、今度調べてみよーっと

けど今回は結界じゃない


「爆⭐︎破⭐︎」


そう合図をすると紫色に輝く球はより一層輝きを増した

(これは、まずいか!?)


そして・・・眩い光と共に大地を揺るがす轟音を奏でた


「4つしかおいてないのにこの威力!流石リンちゃんお手製の魔力爆弾!」


視界を遮る白い煙幕が晴れてゆき、そこには自慢のウロコも傷だらけになった古代さんがいた


あの爆発で倒れない!流石は古代さん。

僕が直に喰らってたら体が粉々どころか灰になって消えそうなものだ。

まぁ僕には信頼できる魔力があるからね!

あの爆発から身を守るのもお茶の子さいさいなのだ


「はぁ・・・はぁ・・・お、お主、なんという隠し球を」


流石の古代さんも息切れを起こしている。

魔力爆弾、流石の威力


「そのような爆発、いかにして起こしたのだ!」

「簡単に言うと、魔力を超圧縮して閉じ込めた、そして僕の合図と共にそれを放出したって感じかな」

「お主は、魔力にそこまでの可能性を見出したのか!なんとも面白いやつよのう!!」

(この探究心、こやつは・・・!!)


「しかしだ!魔力と所詮!魔法への変換装置にすぎない!魔力が魔法に勝ることはないのだ!!!」


そういうと古代さんは手と手を合わせて少しずつ開いていく、そこへ魔力が流れこみ、紫色の光は

激しく燃え盛る炎の玉へと姿を変えた


「あー!ずっこい!!僕魔法使えないのに!!」

「ん?お主魔法が使えんのか?ふははは!宝の持ち腐れというやつよのう!これを機に、魔法の道をも歩むが良い!!!」

炎の球は膨張し続け、やがてドラゴンと同じくらいの大きさになったところで膨張が止まった


「さぁ受けてみよ!地上におぬしの逃げ場はないぞ!」

「やっぱ殺す気でしょ!!!」


ドラゴンの身長くらい炎の球と距離があるのに伝わってくる熱気 これやばいやつだ


(さぁどう逃げる、どういなす!見せてみよ!我に!!!)

「受けてみよ!古代龍炎帝弾エンシェントノヴァス


炎の球はゆっくりと確実にこちらに近付いてくる。

僕はとりあえず落ち着いて考える。


あれだけの球だし、地上にいたらまず助からないだろうな〜。なら魔力で自分の周りを囲んで防御するか?

いやでもどうせなら反撃したいしな〜


それにしても魔法、初めて見たけど別に詠唱が必要ってわけでもないんだな〜

おっと、そんな呑気なこと考えてる場合じゃない!


うーん、ただ逃げるっていうのもなんかなー


(ん?に、逃げるのか!?当たってしまうぞ!)


あ、そうだ!あの手でいこう!そうしよう!

って、なんか思ってたより熱いな・・・


そう思い僕は前方を見る

するとどうだろうか、先ほどよりも数倍早く炎の球が近付いて来ているではないか!!


さっきまであんなに遅かったのに!加速するタイプだったの!?


(ま、まずい!止めねばあなたが死んでしまう!しかし!もう止められまい!!!許せ、人の子よ・・・)


そして炎の球は着弾し、岩の大地を火の海へと変貌させた。


そんな火の海で古代の龍は後悔の念に苛まれていた・・・


「我は・・・己の快楽を優先とし・・・まだ幼き人の子との約束を破り、その命までも散らしてしまった。

どうか許して欲しいとは言わん・・・この罪を一生背負い、償い、生きていくことをちか・・・」


そう言いかけた途端、天から紫色に輝く光が降りてく来た・・・これは幼き人の子との約束を破り命までも奪った古代の龍への断罪の光・・・


「勝手に殺すな!!!!」

「ぐはぁっ!?」


ではなく魔力の光だった


「魔力で包んで質量と大きさを底上げした足!さらにその足から放たれるダイナミックかかと落とし!

しかもクリーンヒット!これは反撃成功と言っても過言ではないのでは!?」


「お、お主・・・ど、どうやって無事に脱出したのだ・・・」


よろよろとドラゴンがふらつきながら立ちあがり、僕に問う


「魔力をワイヤー代わりににして、先っぽの粘着性を高くして壁に貼り付ける。

そしたら魔力のワイヤーを短くして一瞬で壁に張り付く。

同じ要領で次は天井へ行きスタンバイ、タイミングを見計らってかかと落としってわけ」

「魔力の性質を変えたというのか!」

「そうそう、ツルツルにしたり ふわふわにしたりもできるよ〜」

「ふははは、お主はやはり我を楽しませてくれる!!」

「僕も楽しかったよ、でもそろそろ」

「うむ、幕切れにしよう。」


その瞬間、一気に周囲の緊張感が増したと思う。多分。僕の勘が間違っていなかったら。


さてと、古代さんはどんな技を繰り出すのかな?


「ふふふ、ははは!とっておきを見せよう!!この技を仰ぎ、見れるのは!お主が初となる!!栄誉に思うが良い!!」」


古代さんがそう宣言すると、部屋の中が一気に赤色に光った。そう思えば、ドラゴンさんの手と手の間に黒色の光と共に吸い込まれていく


なんて・・・なんてかっこいいんだ!!!


「これぞ、古代の龍が繰り出す最大にして最上の攻撃魔法!!!」


さて、僕も準備しなくちゃ

古代さんは魔法に勝る魔力は無いと言っていたけど、魔法は魔力がないと使えない。

いわば基礎みたいなものなのだ

基礎には応用をも超えるポテンシャルが隠されている、はずだ・・・僕はそう信じてる!


基礎なくして応用はありえない!

つまり、基礎なくして最強はありえないのだ!!!


まだまだ魔力のスペシャリストを名乗れる身では無いが、僕が現時点で繰り出せる最大の攻撃でこの楽しい手合わせに決着をつけよう


「圧縮をして、圧縮し、さらに圧縮させて、それをもっと圧縮させる。」


今はただ圧縮することしか高火力の技を出すことはできないがいずれもっとすごいものを見つけ出してみせる!

だって僕は魔力の魅力に魅了されたんだもの!!!


「さぁ、準備はよいか?」

「当然」


そして僕たちは互いに敬意を表し、そして最後の攻撃をする。


「3000年の歴史を持つ古代龍が誇る最大の攻撃!古代大炎黒炎弾クロニカルブラウニング!!!」

超魔力圧縮弾ちょうまりょくあっしゅくだん!!!」


2人から放たれるなんとも禍々しい光の弾はやがて、ぶつかり合い、反発し、光を放つ。その光は2人を飲み込み、天へと伸びていった。光はやがてこの世界全体の大地を揺らし、果ては次元にまで干渉し、壊してはならない壁を壊してしまうのだった・・・


と、流石にここまで酷くはならないでしょ。とか思いつつも・・・僕と古代さんは共に先ほどまで錬成していた禍々しい弾を静かに空気の塵へと返した


そこには先ほどまでの緊張感が微塵も感じられない静寂へと包まれた


「ふふっ、ははは!はははは!あれほどの力が衝突していたら世界も壊しかねんからな!」

「そうかなー、流石にそこまでの被害にはならないと思うけど」

「なんだ?お主世界が壊れるから攻撃をやめたのでは無いのか?」

「僕はこの攻撃をしたら多分2人とも吹き飛んじゃうかなと思ってやめたんだ」

「はっはは、愉快愉快、お主名をなんと申す?」


そういえば言ってなかったな、まぁ来てそうそう手合わせだったもんなー


「僕はリン。リン・アングレッシュ!えーと、ドラゴンさんの方は?」

「我に名などない強いていえば古代の龍、これも我が勝手に名乗ってるだけだがな」


3000年も生きて来たのに名前ないんだ、と思った


「なら古代さんって呼ぶことにするよ!」

「む?ドラゴンの方ではなくそちらを取るか、まぁよい。して、リン。お主、魔法に興味はないか?」


魔法か〜ここに来るまで興味なかったけどあの攻撃を見た後じゃ興味ないなんて言えないよね〜


「あるのならばお主に魔法を教えようではないか。聞くところによれば人の世では15の歳になるまでは暇なのだろう?それに我もここに来る者がいなくなり暇なのだ・・・どうだ?悪くないだろう?」


古代さんは一度拳を交えた仲、拳を交えた感じ信用できるし僕にとっても好都合だ


「そういうことならよろしくお願いします!」

「うむ、そなたの成長、楽しみにしておるぞ」


こうして

僕の乙女ゲーム世界ライフに

師匠と魔法が加わったのだった

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