元勇者７
赤い色の明るい建物がそこにある。
「これがギルド何ですか？」
「そうだ、…早く入ろう。」
２人はギルドをよく見て中に入っていく。
「うっ!!」
俺は入って呻き声をあげた。
……ギルドの室内はそこのギルドマスターの趣味で決まる。だいたいはそのまま使っている奴の方が多いのだが………
「かわいい場所ですね!!」
……ここのギルドは完璧にギルドマスターの趣味に染まっている……周りは人形でかたまりギルド員はゴスロリ
…俺は無言でギルドのカウンターへ近づく
「ギルドマスターのベータを呼べ」
「すいません。ギルドマスターに何の用事でしょうか？」
「迅雷が来たと伝えればわかる。」
「はぁ？」
首を傾げながらもギルドマスターを呼びに行ってくれた
「ベータって誰ですか？」
「ん？あぁ俺の旧友かな。」
リンが何やら睨んでくるが、奥からパタパタと急いで走ってくる少女がすぐそこにいた。
「はぁはぁはぁ……ジン君!!久しぶり～～!!」
「グハッ!!……みっ鳩尾はやめろ…」
俺に突っこんで来たこいつはベータ、ここのギルドマスターをしている(見た目は子供だが歳は俺とあまりかわらん)。
「ジンライ様この子は？」
目がこわい……
「こいつはベータ、俺が作ったアーティファクトだ」
え～アーティファクトとは簡単に言うと俺がグリードで作りだした、武器や兵器の名前だ。(アーティファクトはよく神器として扱われている。)
「アーティファクト!!本当ですかジンライ様!?」
「あぁ本「本当だよ!!僕はジン君から創られたんだから!!」
ベータ、少し静かにしてくれ……
「普通の人にしか見えないのですが……」
「あぁそれ「それはね!!僕は体内にナノマシンがあって人の形にしてるだけなんだ!!僕の本当の姿は凄いんだから!!」
わざとじゃないよな？
「とっとにかく!!ベータ、このギルドはなんだ？」
「えっ!?かわいいでしょ!!このギルドは私の自慢なんだから!!」
「やめろ!!今すぐ!!」
入りづらくてかなわん!!
「え～だってジン君、自由にしていいって言ったじゃん!!」
「言った、確かに言ったが……これは男には入りづらすぎる!!」
「ぶ～～～～～!!」
「ふくれても駄目だ。」
「……わかったよ。数日中に直しておく。ところで…その子は誰？」
「今ごろかよ。」
「あっ私はジンライ様の奴隷のリンディスです。リンと呼んでください。」
「うん…ジン君、奴隷ってどういう事……かな？」
何だこのプレッシャーは連邦のモビルスーツは化け物か!!
「化け物はひどいよ」
心を読まれただと!!奴はニュータ「もういいよ、それは……で奴隷ってどういう事？」
「はい……実は………」
中略
「へ～そんな事があったんだ」
「まぁ……偶々だ。」
「私は運命を感じましたよ。」
恥ずかしい事をよくそんなに喋れるな。
「それより…リンをギルドに登録してくれ」
「うん、わかったよ…ちょっと待ってて」
ベータはパタパタと足音をたてながら奥へ行った
「ん？そういえば……」
リンが首を傾げて俺を見る
「どうした？」
「いえ…ギルドマスターのベータさんを創られたジンライ様ってどういう立場なのかと」
あぁそんな事か……
「俺は「ジン君はギルド創設者なんだ!!」
………ベータ、いつからいた………それにいいかげん俺に最後まで喋らせろ
「ギルド創設者ですか…凄いですね。」
あれ？
「驚かねえのか？」
「ジンライ様の事で驚くのは無駄だと思いました。…これでもかなり驚いているんですよ。」
反応がないと何か悲しいな。
「まぁいい…それよりベータ、どうだった」
「あぁ大丈夫だよ。はいこれ。」
ベータから渡されたカードにはギルドランクＧと書かれていた。
「ほらよ」
俺の投げたカードをリンは不器用にキッャチした。
