元勇者6
本日は晴天なり
本当にいい天気だなぁ~。
スマン、少し混乱している。今現在、俺の上で裸のリンがいてな…さて……
「何があった!!!!!」
「きゃっ!!じっジンライ様どうかなされましたか!?」
べチン!!と、とりあえずリンにデコピンする。
「隠せ!!前をか・く・せ!!!」
さすがに裸で立たれると長生きな俺でも少しは気になる。
「もう……恥ずかしがり屋なんですから、昨日の夜はあんなにすごかったのに…」
「待て。ちょっと待て。昨日何があった?」
リンの発言から聞き逃したらこれからずっと後悔するような単語が聞こえた。
「私の口からは…」
俺はリンに詰め寄る。
「言え。言うんだ!!」
「…そんなに顔を近づかれては……恥ずかしいです…」
「っ!!」
俺は急いで離れる
「えっと…昨日何があったか…でしたよね?」
「そっそうだ。」
「簡潔に申しますと、いきなりジンライ様が私を抱きしめてきまして体中を揉まれ、服をはぎ取られたぐらいでしょうか?」
……死のう。俺は腐れ外道になってしまった。死んだ方が世界のためだ。
そう思いながら窓枠に足を掛ける
「じっジンライ様!?何を!?だっ駄目です!!ジンライ様が死んだらわたし、私……」
「リン…」
泣きそうなリンに俺は近づき頭をなでる
「えへへ。」
うん、笑ってる方がリンは可愛いな
「よしっ!!朝飯食べてギルドに行くか!?」
「はい!!」