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エッセイアラカルト

ずば抜けて好きなものがないということ

作者: 降井田むさし
掲載日:2024/02/03

会社の人に、好きな食べ物を聞かれた。


でも好きなものは、かなり混戦なんだ。


同じくらいだ。同率一位が数十個ある。


みんな好きって、ダメかもしれないよ。


でも、決められないくらい特別がない。


聞かれてから丸二日くらい、考えたい。


二日の時間がほしい。事前質問がいい。




会社の人に好きな食べ物を聞かれた時。


すぐに『ラーメン』と答えてしまった。


すぐといっても10秒は考えただろう。


よく考えれば、お寿司の方が好きかも。


そう思ったけど、もう遅かったんだよ。




優勝発表の時、ドラムロールを鳴らす。


それを、テレビ番組ではよく見るよな。


『あなたの好きな食べ物は何ですか?』


そう聞かれたあとに、ドラムロールを。


あのドラムロールを、鳴らされたなら。


すぐ答えられる人間に、僕はなるんだ。




会社の人に、また質問されてしまった。


今度は、食べ物系の質問ではなかった。


好きな女性芸能人は誰か、ということ。


答えられなかった。色々考えちゃった。


知名度が無い芸能人を、言ってもだし。


若すぎる芸能人を、言ったらひかれる。


有名芸能人に、好きな人はいないんだ。


言いたくない。そう頑なに拒み逃げた。




シャワーを浴びながら、考えてみたよ。


好きな女性芸能人や、アーティストを。


冬の名曲を歌っている、歌姫とかかな。


なんでもすぐ出来る、女優さんとかも。


シャワー後に、体を拭きながら考えた。


狂気なストーカーを、怪演した女優も。


でも、好きな女性芸能人がしぼれない。




その時、シャワー残水が一気に落ちた。


いつもよりも、勢いがいい気がしたよ。


シャワー置きの下は、テーブルなんだ。


だから、音がかなり響いてしまってた。


その音が、ドラムロールに聞こえたよ。


『ドドドドドドドドドドドドド、ドド』


リズムも、ドラムロールそのものでね。




好きな女性芸能人を、答えなくてはな。


という気持ちに、なってしまったけど。


やっぱり決められなくて、焦ったんだ。


そしたら、洗面器を床に落としていた。


手がすべって、床に下向きに落ちたよ。


それが、コマみたくうまく廻っていて。


その音が、ドラムロールに聞こえたよ。




『ドドドドドドドドドドドドドドドド』


間はなかったけど、ドラムロールでね。


また、勝手に追い込まれてしまったよ。


なんでもすぐ出来る女優さんが、好き。


バラエティーで、スゴ技を炸裂させる。


なんてカッコいいんだ、と思ったんだ。


そんな結論に、至ったということだよ。




考えるだけで、好きになっていくんだ。


考えることで、脳に定着していく形か。


好きなことを考えていくのもいいかも。


新たな発見とか、好きに気付かされる。


好きを整理し直す事を、オススメする。




シャワーの残水は、悪い現象ではない。


故障ではないらしいから、気にするな。




焼き芋が、一番好きかもしれないんだ。


好きな食べ物は、焼き芋かもしれない。


トースターで自分で焼いて、食べてる。


それが一番だ。お寿司は二番かもだな。


次は答えられる一番が、決まったから。


いつドラムロールが鳴っても、大丈夫。


シャワー残水ドラムロールも、大丈夫。


『ドドドドドドドドドドドドド、ドド』


『僕の好きな食べ物は焼き芋なんです』


そう言えると思う。だから大丈夫だな。


シャワー残水ドラムロールって、何だ?




どんな遊びが好きなのか、聞かれたら。


すぐに答えられるくらい強いのがある。


それは、言葉遊びだ。ダジャレもそう。


ドラムロール前に、答えられるくらい。


言葉遊びは、大大大好きで間違いない。




誰じゃ?ダジャレ嫌いと言ったヤツは!

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