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詩集41 言葉っち  作者: 仲仁へび
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第1話 誰が空を泣かせたの?



――降り注ぐ雨を眺めて


――思う 憂れう


 何が空を泣かせたのだろう

 一人ぼっちで涙してる青

 分厚い雲の向こうにいるはずなのに

 遠すぎて 伸ばした手じゃ触れられない


 冷たい水が大地から温度を奪っていく

 人の心からも 窓の外から何か見えた


 降り注ぐ雨の間に 雷まじり

 それは 亀裂が入った痛みの証拠で

 砕けそうな 悲しみを抱いてる


 海になる水たまりが 人の世界を飲み込んで

 濁流と化していっても 伸ばしたこの手は届かない


 この手でおぼれそうな誰かを掴まなくちゃいけなくて

 両手以上のものには 手を差し出せない


「巨大な水たまりをなくそうとしたって

 この両手で すくいあげる水だけじゃ 海が減らせない」



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