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48.働くゴレムさん【陶磁器編】

お久しぶりの更新です!

待ってた方も待ってない方(泣)も楽しんでいただける嬉しいなぁヾ(。>﹏<。)ノ゛✧*。

 それはフロンティアの収穫祭数日前の出来事である。

【空間農園】にいるゴレムさん達に珍しく主であるコビットの少女から指令があったのだ。


「―――て訳でクソ貴族に一泡吹かせる為に、フロンティア領主へ貢物を献上することにしました! これでフロンティア領主の評判をあげてクソ貴族をぶちのめす! ゴレムさん達は”陶磁器のティーセット”を作成願います! 他にも色々あるのでヨロシクっ!」



『マスターからのお仕事! しかも普段グータラなマスターがヤル気になってる!』

『いつもは働きすぎって泣かれるケド今回はお仕事オッケー!』

『ヤルぞ! 陶磁器!』

『『『エイエイオー!!』』』


 いつもやらかすゴレムさん達。今回は焼き物である。


『ところで陶磁器、色々ある』

『どれにしよ?』

『ボーンチャイナ?』

『牛の骨!』

『牛の骨なら解体した牛のが沢山ある!』


 美味しい牛肉となった牛の骨が農園の畜産エリアに沢山あるのだ。


『でも……普通だとツマラナイ?』

『骨を変える?』

『ゴブリン、ドウヨ?』

『『『論外』』』

『グハァァァ!』

『そういえば……マスターの記憶の中に”ミステリーマンガで見たけど〜人の骨とか血を混ぜると美しい磁器が出来るってマジかなぁ?”と……』

『『『ナニソレコワイ!! 却下!!』』』


 ウンウンと唸るゴレムさん達。普通でいいのにね(笑)


『そうだ! 先日マスターが死境で殺ったアレはどうだ!?』

『アレ?』

『ドラゴン。グリーンドラゴン!』

『イイネ! アレはランクもCだから問題ナシ!』


 グリーンドラゴンはCランクであるがドラゴン種だから普通のCではない。例えるならCプラスといったところである。まあ彼らにとってはただの素材である(笑)


『マスター、肉はいるけど、あとタンスのコヤシ』

『頭蓋骨なんか完全放置で使わないからそれ使おう!』

『『『賛成』』』


 ドラゴン素材は大変貴重である。ツメや牙は勿論、皮、鱗、血液に至るまで捨てるところがないのだ。それを使うとはなんて贅沢。ルティアがいらないだけでギルマスが知ったら卒倒レベルである。


『頭蓋骨〜ハンマーでゴンっ!』

『オリハルコンのハンマーでゴンっ!』


 威勢よく砕いていく。他の職人が見たら涙を流す光景である(笑) ハンマーがオリハルコンですしね。


『砕いた骨を〜粘土にま〜ぜまぜ!』

『粘土にま〜ぜて捏ねるのだ。それっ、コ〜ネコネ!』

『いい具合! 試作で焼こう』


 お試しで作成したカップを窯へと入れる。


『まだかな〜?』

『焼けるまでに他の作らない?』

『ナニ作る?』

『ティースプーンはどうだ?』

『イイネ! ミスリル?』

『それだとマスターが……というよりリア様の血圧がまたあがる(笑)』

『デハ?』

『ここは普通に銀で?』

『『『えー!!』』』

『デモ付与ツケル! ”解毒”はどうだろう?』

『イイネ! キゾクは毒殺多い』

『”解毒”なら媚薬も無効化にスル!』

『作ろう! どうせなら銀でなくプラチナどうだ? サビない、便利』

『『『オッケー』』』


 この世界でもプラチナは貴重である。白銀貨に使用されていて地球より大変重宝されているのだ。


『えっほえっほ、はいデキタ!』

『付与はどうする? 付与担当ゴレムさん?』

『マスターの仕事。付与はマスターがした方が早い。タマにはマスターも仕事しないと』

『ソダネ! 今マスター珍しくヤル気だからイケル! イケル!』


 翌日、報告を聞いたルティアは泣く事になる(笑)


『焼けた! 焼けたよ』


 窯を見ていたゴレムさん教えてくれたので焼き上がったティーカップを取り出してみる。


『おお、キレイ!』

『でもまだ完成じゃない』

『ヤルぞ!』


 こうして薬品を塗ったり、絵を書いたり。色々と試行錯誤した結果―――


『で、デキタ……』

『コツはつかんだ。あとは大量生産』

『急げ! 収穫祭まで日がないぞ!』


 ゴレムさん達の努力もあり完成した『ブロッサム特製ティーセット』


 美しい陶磁器のティーポットと2つのティーカップ及びソーサー。これに2本のティースプーンをつけた豪華セットだ。


『スプーンだけでなく全部に”解毒”の付与どうだろ?』

『イイネ! マスター大喜び! 嬉しさで号泣するネ!』


 翌日、ティースプーンだけでない上に大量の付与の事を知り悲しさで号泣するコビットが(笑)


『よし! ドンドン作ってドンドン箱詰め!』

『えっほえっほ! 仕事タノシイ!』

『じゃんじゃん箱詰め! 貴族見栄っぱり!』

『じゃあいっぱいいるね! いっぱい作れ!』


 後日、大量のティーセットが届き、フロンティア領主は大変感謝することになる。


『『『沢山作ってマスター喜ぶ! イイコトしたネ!!』』』


 ゴレムさん達は今日も【空間農園】で頑張るのだ。






「ぷるぷるぷる……なんだろ……明日にスゴくイヤな事がある気がするぅ!?」

「気のせいですよルゥさん。それより食後のデザートお代わり下さい!」



今回は第三者視点でした!


【読者の皆様へ】

いつも読んで頂きありがとうございます!

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