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18.リハビリ兼ねて誘ってみました

ありがとうございます! 評価10名超えたぁ〜ヾ(。>﹏<。)ノ゛✧*。

次は30名目指す!

次の目標いったら記念に小話でも載せようと考えてます♪

「イヤだいっ! イヤだいっ! イヤだいっ!」

()()()()()()()多分大丈夫ですから! 私も怖いですよ! でもいつまでも逃げちゃ駄目ですっ!」

「イヤぁぁぁぁぁ! リアたんだけ行けばいいじゃん! 近くまで送ってあげるから! リアたん大分庶民的になったし、ここ出てヨソで暮したいならそれでもいいし、当面の生活費として売れそうな物も渡すからぁ!!」


 駄々を捏ねるルティアさんを説得中のリアです。皆様こんにちは。

 出て行く? そんな訳ないです。最初は当面お世話になってからどこかで平民として暮らそうと思ってましたよ。でも今はルティアさんを一人にしたくない気持ちでいっぱいなんです。だって彼女を独りにしたら―――


 絶対引き籠りして、色々やらかしそうで放っておけません!!(恩返しもしていませんし!!)


 え? 本音と建て前が逆? 気のせいです。それに止める人必要ですよね? 

 そして今日、「町へ行ってギルドに登録しませんか?」と提案したらこの様です。ルティアさんは小さいのに優秀ですし、コビットですし。危険もあるでしょう。ですが全ての人がそうではありませんし大抵の国では人気なんです。え? 何故かって? 人気ですからとしか表現できませんねぇ。皆さんコビットが人気あるの()()()ですよね?

 それに私達には身分を証明するものがありません。そこでギルドです。

 身分を証明するのに平民の方は住んでいるところの住民タグがあります。(田舎の方などはギルドがないのでありませんが……)もう一つはギルドでの登録です。


 ―――で提案したんですが「イヤじゃあああああ! 拉致られるぅぅぅ! 町に着く前に捕まりそうになるんだぁぁぁ!」と叫んでいる次第です。詳しくは話してくれませんでしたが、なんでも私に会う前に酷い目に遭いかけたそうです。


「登録だけ! 登録だけですから! それにもし何かあったらルティアさんの支援魔法とか”転移魔法”で逃げればいいんですよ!」

「ううっ……(転移魔法でなく異能(ギフト)の【瞬間移動】です……)」

「私も正直まだ怖いです! もし見つかったらと思うと……でも逃げちゃ駄目なんです! 逃げちゃ駄目です! 逃げちゃ駄目です!」

「どこかで聞いたようなセリフがぁ!!」

「私も一緒です、勇気を出して頑張りましょう! コビットだから(多分)大丈夫ですから! それに前にギルドには興味ありそうだったじゃないですか?」

「なにその根拠ない大丈夫発言! で、でもさ~冒険者ギルドでなく商人ギルドになるよ? 戦闘スキルないし、冒険者になる気もないし」

「え? ()()()ですよね?」

「へ?」

「うん?」


 おかしいですね。何か噛み合いませんね。

 詳しく聞いてみるとルティアさんが思うギルドは冒険者ギルド、商人ギルド、といった感じでギルドごとに組織が違うものと思っておりました。


「あのルティアさん、ギルドとはですね……」


 ギルドとはルティアさんが思うギルドと似てはいますが、ギルドは1つの組織でして、そこから部門別となっております。”冒険者”、”商人”、”薬師(及び錬金術)”、”鍛冶”などで日々研究等が行われております。大きな町などでは更に細かく部門が分かれております。大抵の職人などはギルド登録しております。登録してますと新レシピなどが発見された時に優先的に教えてもらったり、講習などを受けれるという利点があります。冒険者は他国を股に掛ける方と住んでいる地域を中心に活動される方とに分かれます。またそれとは別にギルド職員として専属となる特殊な冒険者もおりまして、普段はギルドや町の警備などを務めているそうです。ギルドに縛られますが他の職員同様に定額支給されるという利点があります。


「それ……一般企業……会社じゃないかぁぁぁ!?」


 はい? 会社とは何でしょうかね?

 兎にも角にも国とは違った特殊な組織と考えて頂ければよいです。


「説明ありがと~。だが断るっ!」

「ええっ!? 行きましょうよルティアさん! ほ、ほら、他の人が作ったご飯とか、売ってるもの見たいでしょう?」

「………ご飯イマイチって言ってたやん…」

「い、行こうとしている国は様々な種族を受け入れてますし、差別もないといわれております。それに―――」

「それに?」

「あの……その……ルティアさんとお買い物とか出来たら楽しいだろうなぁと……」


 今まで友人らしき友人がいなかった私はお友達と出かけるという行為に憧れておりまして……(ルティアさんとのこの前の海へのお出かけは論外です!)でも美味しかったですねリヴァイアサン……ゴホンゴホン。


 私情も入っていますが、ルティアさんにはもっと広い世界を見て頂きたいのです! あんなに素晴らしい才能があって、とっても可愛らしい(やらかしもありますが)素敵な方なのです!


「二人でお買い物……リアたんと買い食い…リアたんとショッピング……デートだとぉ!」


 あれ? 何か呟いてますがこれはいつもの発作ですかね? そうですよね、町に行くなんてトラウマがあるルティアさんには怖いでしょうね。気合を燃やしているんですね!


『(リアサマ、ソレチガウ。マチガッテル。燃エテイル、デナク、萌エテイマス)』

「うん? どうかしましたゴレムさん?」

『(・・・・・・)』


 無言なゴレムさんがため息をついた仕草で遠ざかりました。何故?

 首を傾げてゴレムさんを見ていましたらルティアさんが言いました。


「……ホントに登録だけ?」

「っ!? はい勿論ですよ!」

「イヤになったらすぐ帰っていい?」

「危ない目に遭いましたらすぐに帰りましょう!」


 そう、ここは死境ですもの! まず普通の方は来れませんし、今はルティアさんが”結界(バリア)”張っていますから侵入も不可能です。


「じゃ、じゃあちょっとだけ行ってみよかなぁ……」





 こうして私はルティアさんと死境の外へと出かける事になったのです。




いつも読んで頂きありがとうございます!

チマチマと読んでくれてる方が増えているので嬉しい気持ちと恥しい気持ちで(´∀`*)ウフフ

よろしければポチリして頂きますと作者のモチベゲージが上がります!(笑)

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