01.オープニングは美女の土下座から
妄想書きなぐった作品です。似たような設定の作品あると思いますが暇つぶしにどうぞ。
※ダッシュがうまく表示されませんが気にせずに・・・。
誠に申し訳ございません!
え? いきなり美女にスライディング土下座されたらビビるですって?
いえいえ気になされずに。
あ、申し遅れました。
私、貴女の世界でいうところの異世界の女神”チョコリーナ”と申します。
異世界転移?
ああ、飲み込みが早くて助かりますね。流石はヲタク…いえ何でもありません。
貴女の場合、異世界転移ではなく俗にいう異世界転生ってやつですね〜。
貴女は私と地球の神のミ……ゲフゲフ、不幸な事故でお亡くなりになりました。
死んだ覚えないし名前が思い出せない?
それはですね……一部の記憶がないのはイレギュラーでこちらに来ていただいたので変になっちゃいました。てへ♪
え、ミス? そそそそそんなことないで……
あ〜その〜まあ……色々手違いがありまして〜。
きゃあああ! そんなに睨まないで下さいよ〜!
い、言います! 言いますよぉ〜!
地球の神と私は契約しておりまして、私は地球の環境破壊などを抑えるために”魔力”を送ってるのです。
地球の神はその魔力で環境破壊やその他諸々に使用してるんですよぉ〜。
地球には魔力がありませんからね。
で、見返りに地球の神は私の世界に地球の方の魂を定期的にこちらに送って頂いて、記憶と魂をまっさらにして生まれ変わってもらうのです。
この世界は人口が地球より少ない上に出産率悪かったり〜早死とかで死亡率も多いんですよ〜。文化の違いってやつですね。
地球は魂が多くて管理が大変らしいですから、あちらの神も『魂の管理ってチョーメンドイし多すぎやからオッケ〜♪』と。
なになに? 地球の神が軽い?
今更なので気にしないで下さい。あの方はそういう性格と割り切って下さい。
大体自分にも責任あるのに私に押し付け……げふんげふん。
はい、ここまではOKですかぁ?
本当なら貴女の近くにいた男性がこちらに来る予定だったんですが…え〜とですね〜私と地球の神はその時酒盛りをしてまして……
酔っ払って間違ってうっかり貴女を殺っちゃいました。テヘペロ♪
あああっ! 怒らないで下さいってば!!
え? 死因ですか?
―――貴女の死因は―――
バナナの皮で滑って後頭部を打って即死です(ドヤ顔)
一瞬でしたから苦痛もそんなになかったかなぁ〜と……
「・・・・・・・・・」
ああっ! 無言の圧はやめてぇ〜!!
だからお詫びにこうしてお話してるんですよぉ〜!!
どう詫びるのかですか?
あの〜ですね〜貴女はもう地球では死んでますから生き返れないですし、普通は先程も言ったとおり”まっさら”にして生まれ変わってもらうのですが、お詫びとしてある程度の要望を聞いてからこちらの世界で生まれ変わってもらおうかと。
ああ、そうです。そうです。
仰るとおりスキルとか魔法がありますよ。
要望も先程も言いましたがある程度まででしたら叶えますし、記憶もそのままがいいのなら消さずに生まれ変われますよ〜。
え、病気にならない健康な身体が欲しいのですね?
あと『イ・ショク・ジュウ』ですか?
『位(身分)・飾(見た目)・獣』の事ですよね?
え? 全然違う?
しししし知ってますよ〜!
い、今のは女神ジョークですよジョーク(汗)
(危ない、危ない。こっちにはそんな言葉ないから知りませんし……どうしましょ?)
それより英雄になれるくらいの剣技とか高位の攻撃魔法の能力はどうですか?
引きこもりしたいからソッチ系の能力が欲しい?
そうですか〜残念ですね〜。
でも魔法は使いたいのですね〜。
じゃあ支援魔法とかどうですか?
そうそう、強化とか弱体とかですよ。
うんうん。じゃあ使えるようにしておきますね。
他には…ふむふむ……
(要望一つ一つが細かくて面倒くさ…コホン、大変なので彼女のプレイしていたゲームとやらを参考にしましょうかね?)
―――よしよし。だいたいコレでいいですね。
ではこれより貴女を安全な場所へ転送しますね〜。
地上に行ったらあまり干渉が出来ませんので授けた能力で頑張って下さいね。
それでは〜転そ……「クシュンっ」
あ……座標確定してないのに飛ばしちゃった。てへっ。
どこに飛んだかな〜? どれどれ?
……うん、見なかった事にしましょう。
ちょっと…いやもうチョイ…いやいやかなり危険な場所ですが大丈夫、大丈夫……ですよね?
授けた能力で乗り切りゴーゴーですよ。
ごほん。
では改めまして……緑溢れる魔法の世界『グリンスフィア』で新しい人生を楽しんで下さいね〜。