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2話 幸せってなんですか?

完全にご都合主義である 俺は生きていた時もそんな質問がある事を想定して


そんな悪巧みくらい想定済であったが 一応神様に質問する事にした

(なんで願いを増やす願いをしちゃダメなんですか?)


すると驚く返答が返ってきた



「別に叶えても良いですが 本当に宜しいですか?」



願ってもみない返答 そして俺は

新世界の神になる権利を手に入れた!!


「3分だけ待ちます よく考えて下さい」


俺はもう願いを増やす気満々だったが 神様に言われて少しだけ考える事にした

本当に願いを増やしていいのか?

よく考えたら不安が少しづつ湧き上がってきた

もしなんでも願いが叶うとして何をする?


彼女を作る 結婚する リア充になる お金持ちになる 車を買う 

家を買う 名誉ある人になる 新世界の神になる?


昔読んだ本で 

頭が良すぎてなんでも叶うような機械を開発した種族は


最終的に自分の死を願うと 読んだ事がある

なんでも叶うと言う事はつまり 

自分の叶えたい願いが、そのうちなくなると言う事で

その人生に 夢も希望もロマンも何もない

最終的には無 すべて無  なんの意味もない人生




    無 



そう考えた時、物凄く怖くなった

人間、多少ストレスがあったり、何か壁があるから乗り越えた時に達成感があるのであり

もし、このストレスやら壁やらを全て取り除くとどうなるか?

簡単な事である 現代で言う所の 


植物人間


これ以外に無い

全ての外的ストレスを排除し 外的要因を排除し

幸せ空間満載でずっと夢を見ているような状態


俺はそんな物が幸せとは到底思えなかった。

神様はその辺りも考慮して時間をくれたのだろう

目の前にぶら下がっている欲望の虜になっていた頭は


急速に冷え そして今度は違う問題が発生した

じゃあ一体何をお願いすりゃいいんだ?

何か一つだけ と言われて多分


幸せな人生を下さい


とか言っても そんなものは人それぞれであり

叶う叶わないは自分次第

最初から得られるなんて事は無い

つまり願いにならない

かと言って 空を自由に飛ぶ能力やら 中身そのままに転生出来る能力やら

瞬間移動出来る能力やら 透明になれる能力など


考えれば便利そうな能力なんか多過ぎて選べない

そんなこんなを考えているうちに神様が

「そろそろ3分になりますが決まりましたか?」

俺は神様に質問をした



(幸せってなんですか?)



神様は

「幸せに形はありますか? 

 見えない物に意味を見出せますか? 

 あなたの求める回答は私に聞く事で得られるものですか?」



俺は物凄く考えた 当然正解なんかない


なんせ自分の幸せなのだから


なので ダメ元で言ってみた

(その申し出を保留にして人生やり直しをしても良いですか?)

完全にご都合主義である

当然そんな都合の良い事が起こるはずは・・・




「良いでしょう」



(な・・・・なんだってーーーーーーーーーーーー)

バカっぽいが1度は言ってみたかった


なんて都合が良いんだ・・人生に合わせて願いを変えられるではないか!!!

素晴らしい!!! 

さらにサービスらしく、この事が分かるのは

自分が12歳くらいになって 物事の善悪がある程度分かってから思い出すらしく


それまでは良くも悪くも普通の暮らしをしている

と言う事を説明され さらに当たり前であるが

叶う願いは一つだけ 願いを言える時間は夜寝ていて 

夢を見ている時

と言う そんな事も説明された


まず12歳頃まで無事に普通の生活をしていて日本の都会に住んでいて

そんなに不自由しない生活を送っている時点で

生まれ変わりガチャとか言う物があったら

SSRやらUR並みのレア度である



当然俺はこの条件で 



新しい人生を歩む事となった

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