32の3、ヤリズ滞在3
精霊の街の長老との面談のスケジュール調整はアウトドアショップのソラさんが行ってくれることになった。
私は連絡を待つことにする。
折角久しぶりに戻ってきたヤリズではやることもある。
知人の所へあいさつ回りだの調べ事などと。
今まではヤリズに来たときはせわしく過ごしていたから今回は時間をかけて観光することにもした。
それに今回の訪問は非公式の訪問、私的な訪問だ。
だから時間を気にせずにゆったりと無理をせずに観光する。
そしてエリにヤリズやこの世界を知ってもらうためにも観光を行った。
自転車で巡る観光モデルコースを参考にまったりと観光に出かけた。
ヤリズにも自転車が増えてきた。それに伴って街の中の自転車道が整備されるようになってきた。
レンタサイクル店や自転車屋もできている。
ヤリズの神殿には古くからの芸術作品の納められた美術館がある。
また神殿自体に芸術品があちらこちらに飾られている。
そういうことでまずは神殿で観光だ。
半日神殿で過ごして昼は繁華街で最近話題になっているというレストランに行って昼食をとった。
和風のその店の味はなかなかだった。
エリも懐かしい味だと言って喜んでくれたが記憶の解放にはつながらなかったようだ。
街中の公園を自転車で巡った後博物館へと出かけた。
領主の館の近くには魔道具の博物館もあった。
博物館では各種魔道具の使い方の講座もあり体験もできる。
エリにはここで特別にいくつかの魔道具を使ってもらうつもりだ。
事前に博物館にはお願いをしてある。
その魔道具とはこの世界では一般的には使われていないが地球では電化製品として使われているものだ。
テレビとビデオとスマーフォン。
電力でなく魔力で起動するがまだ一般的には使われていない。
博物館では未来の技術として紹介されている。
博物館の展示を見ている時からエリは何か心に引っかかるものがあったようだ。
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