32の2、ヤリズ滞在2
「魔法薬ですか?」
「まだ確実とは言えないがこれが効果がありそうなのだが・・・」
「やってみないとということよね」
「そうなんだ。エリにはまだ内緒で進めたい」
「分かったわ。エリのことはクレハに任せましょう。私たちで準備を進めましょう」
「そうしてくれるかな」
「で、魔法薬を作る材料は手に入る見込みがあるの?」
「かなり難しいと思うのだやるしかないと思う」
「大丈夫?精神論だけではうまくいかないわよ」
「精霊の街で相談する必要がありそうだよ」
「了解、私も同行できる?」
「難しいと思う」
「気を付けていってね」
「ああ、行ってくるよ」
まずアウトドアショップに行き、手に入る材料について相談した。
しかし大事な材料のうちいくつかは精霊の街の長老たちとの交渉が必要なようだ。
このことは事前に予測できた。
その材料は世界樹の葉と花と樹液だ。
世界樹は精霊の街の中の聖域内。
結界で守られ上空からも確認できない場所にある。
世界樹は意外に小さいらしい。
高さ10m程度だという。
さてまずは精霊の街の長老たちとアポイントメントをとらなくては・・・。
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