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自転車で行く異世界旅  作者: TKSZ
1章、異世界で
9/144

9、稼ぎ

寒くて動きが悪くなっています。

「おはようございます」

「あ、タカシさん起きられましたか?よく休められましたか?」

「はい、ぐっすりと。あ、朝食をお願いします」


レイナさんは朝からお手伝いのようだ。

朝食は6時から可能だという。私は7時から朝食を摂った。色々やりたいこともある。

朝食は100ガレでパンと紅茶と肉と野菜の入ったスープだ。


「私もご一緒していいかしら」

「はい、どうぞ」


手伝いが一段落したレイナさんが朝食を摂るためにやって来た。

彼女の今日の勤務は9時からだという。そろそろ出勤の準備の時間だという訳だ。


「タカシさんはこれからはどうしようと考えていらっしゃるのですか?」

「そうですね。行商人らしいことをやりたいと考えています」

「ずばり、タカシさんて転移者ですよね」

「え、!!」

「わかりますよ。精霊の待つの身分証を持ち創造神様から協力をよろしくという神託が出るなんて伝説にある転移者としか考えられません」

「伝説に転移者の話があるのですか?」

「伝説といっても著者はわかっているのですが。5000年前の賢者で瀬海はじめっという方です」

「ぶううーーー」

「タカシさん知っているのですか?」

「まあ」


創造神様の前世の名前とは言えないよ。何やっているんだ創造神様は!


「で、どのような伝説なんですか?」

「異世界から転移した男性がこの世界を改革していく物語です。魔物を倒したり貧困な人たちに自立の道を示したりと大活躍するものです」

「そ、そうなのですか」

「そうですよ。勇者で賢者で聖者ですよ」

「すごいですね」

「ええ、挿絵に出ているその人物がタカシさんに似ているのです」

「へー」


創造神様、おいたが過ぎるのでは?

一回創造神様とよーく話さなければいけないなあー。


「そのようなタカシさんを取り込んだり利用しようという人たちがいますから注意が必要ですよ」

「確かに。だけど私は勇者でも賢者でも聖者でもありませんから」

「またまた、そういう称号を持っているのではないのですか?」

「持っていませんよ。それより私はこの世界を旅するために安定した収入が欲しいと思っています」

「タカシさんはハンターにも向いていると思うのですか?」

「いや、私は自転車で世界中をも廻る行商人になりたいと思っています」

「そうですか・・・」

「拠点はこの街に置きたいと思っています」

「本当ですか!」

「ええ、そのつもりです。ところで時間は大丈夫なのですか?」

「わ、わあー。先に行きますね」

「はい、お気をつけて」


宿泊は5日ばかり延長することにした。お金を支払って部屋に戻る。これからどのように稼いでいくか検討が必要だ。

まずは無限図書館に行って理論武装をして神殿で創造神様を問い詰める。


そういう予定だったのに・・・・。理論武装はしたのに創造神様は不在だった。

逃げられたかな?


「すみませんねえ。困った神様で」


応対してくれたのは生命神のルビア様だ。


「でも創造神がこの世界を改革したいと考えているのには嘘偽りはありません」

「そこは信じたいと思います。しかしあまり注目を集めたくないというのが私の本心です」

「まあ、そうなのですか?」


生命神様の顔には『今更』と書いてあるような・・・。

何?商業ギルドで注目を浴びたのは私のせい?

神様の神託が原因でしょう。

いきなりの飛竜の納品がいけなかった?


「兎に角これからの収入を得る術を考えると能力をもう一度見ておくといいですよね。鑑定してあげましょう」

「お願いします」


タカシ 60歳 体力年齢40歳 外見と体力30代


生命力   168

体力    102

筋力     96

持久力   212

瞬発力   132

魔力   8976

身体耐性  116

毒物耐性  372

精神耐性  292

魔法耐性  724

防御力    1万以上

知力    877



魔力属性 火水木金土聖光生風闇雷無


能力 サイクリング ハイキング 調合 研究 料理 修理 木工 護身術 自然観察 金属加工 建築 魔力感知 魔力高速回復 幸運

   観察 分析 解析 魔力操作 交渉 


魔法覚醒 生活魔法 攻撃魔法 防御魔法 治癒魔法 強化魔法 錬金魔法 分析魔法 鑑定魔法 探索魔法 索敵魔法 付与魔法


加護 創造神 武神 魔法神 科学神 智神 恋愛神 経済神 工業神 生命神 医薬神 幸運神 精霊王



「これだけ能力があれば好きな事を何でもできそうですね」


好きな事をやっていいのだろうか。創造神様が言っていた改革はいいのか?

今回の鑑定結果では色々な魔法が覚醒し、能力が上昇している。

生命神様は能力上昇を単純に喜んでくれたけど人間社会では力だけでは割り切れないものがある。

人間関係、権力関係、利権、巻き込まれる弱者。私の取り込もうとする権力者の横暴。

レイナさんもそのことを心配してくれた。神様の考え方は力で押し切ればよいだろうというもののように感じる。


「すべてを救うことは私たち神でもできない。タカシさんは全ての人族が平穏にと考えていますよね」

「はい、争いのない世界で私を含めて平穏にと願っています」

「そのような世界は滅亡に向かって行くだけです。争いが進歩をもたらせるのです」

「言われることはわかりますが、理不尽な目に遭う人を減らしたいと思います」

「はあ、無理はしないでください。自分一人で抱え込まないように気を付けてくださいね」


まあ、当面はこれからの仕事をどうするかだ。

工房を開いて魔法薬を作ったり物づくりすることもできそうだ。

治癒院開店も可能だ。ハンターとしてもやっていけるだろう。

でも自転車での旅を優先したいなあ。そうすると行商人か。

収納の魔道具を持っていて鑑定魔法ができるっていうことは商人向けじゃないか?


考えることは色々あるけど商品を用意して近くの村や街に売りに行くまともな行商をから始めてみるか。

鑑定魔法もできるようだから自分の能力も簡単に知ることができるよね。

そう考えながら宿の部屋に戻ってきた。

お読みいただきありがとうございました。

評価やご意見や感想をいただければ幸いです。

次話は領主です。


異世界へは夢の中から https://ncode.syosetu.com/n9113fx/もよろしくお願いします。

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