閑話１４の９、自転車旅行の思い出９
サイクリングなら新型コロナウイルス感染の心配が低いけど花粉症悪化のリスクが高いのが困るね。
清水から三保まで以前には鉄道が通っていた。国鉄清水港線だったかな。清水から静岡までの太平洋岸自転車道の一部にはこの廃線跡が使われている。
そして三保から静岡までは堤防の所に自転車道がある。
清水駅の海側から出発すると自転車道はエスパルスドリームプラザにたどり着く。本当は静岡の中島が起点で清水駅より興津側にある清水の横砂が終点だが私は清水駅から静岡の大浜あたりまで走ることが多かった。
エスパルスドリームプラザは多くの寿司屋などが入る複合施設だ。静岡から清水まですでに走っているときにはちょっとここで軽食を調達することもあった。
まあ、ここで休憩しないことの方が多かったけど。
清水駅からエスパルスドリームプラザまでは歩行者通路と自転車通路が分けられていたがあまり関係なく歩行者が歩いている。
通勤通学の自転車も多い。だからこの辺りはゆっくり徐行することが大事だ。
私の場合は速度より風景を楽しむのが好きだったからそれでいい。
エスパルスドリームプラザの近くには港もある。伊豆の土肥までのフェリーも出ている。フェリーで移動して伊豆西海岸を楽しむということもできる。
お金はかかるけどね。
さらに進む。工場の間を抜けるとはっきりと廃線跡が利用されていることがわかる自転車道になる。
ところどころに駅の跡などもある。折戸駅などがあったんだ。
公園にもなっているので遊んでいる子供たちにぶつからないように注意が必要だ。
自転車がない時には清水駅の近くから渡船に乗って折戸付近まで移動してぶらりというのも面白い。
実際のウォーキングを楽しんだこともある。
三保は安倍川からの砂が堆積した半島だ。先端付近には東海大学の水族館があったり灯台があったりする。
その日の気分で私自身はコースを変えていた。
そして羽衣伝説のある三保の松原も有名だ。
灯台付近からは堤防沿いを走る。ひたすらに西に向かって。天気が良ければ向かい風のことが多い。
でもこの海沿いのコースは気持ちがいい。やがて久能海岸に。
右手には久能山が見えてくる。観光いちご園も多い。いちご狩りの季節には車道の方では呼び込みが盛んにおこなわれている。
久能山には徳川家康が祀られている久能山東照宮があり頂上付近から日本平まではロープウェイで結ばれている。
登山好きには下から久能山まで石段を登るのも楽しいが・・・・・。
さらに西に進み大谷や大浜、そして安部川河口の中島と進んだ。
中島には大きな発電風車があったように覚えている。
確か下水処理場もあって年に一回蛍の鑑賞をやっていたような記憶がある。
このコースはそれほど長くはないのでちょっとサイクリングという時によく出かけていた。
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