29の2、スルベール帝国復興2
短めです。
スルベール帝国には様々な果実が栽培されている。
桃・梅・サクランボ・梨・林檎・杏・葡萄・柿・オレンジ・ブルーベリー・枇杷。
栗やクルミも栽培されている。
ただし量はそれほど多くない。色々調べた結果もっと大々的に栽培を行うことができそうだ。
果実は果樹を植えてからなるまでに時間がかかる。普通ならね。
ここには魔法と魔道具があるじゃないか!
これらを使えば促成栽培も可能だ。
あ、これがばれると他国でも盛んに生産され特産品としてのメリットが失われてしまうな。
気を付けよう。
まずは果樹園の整備。現在栽培されている果樹と同じ種類のものをそれぞれの土地で生産していくことにした。
桃の産地には桃の果樹園を拡充する。葡萄の産地には葡萄の栽培地を拡充するというふうにしていく。
それぞれの果樹の栽培方法はそこで栽培している人たちがノウハウを持っているから少しのアドバイスで済む。
この国では奴隷から解放されて仕事のない兵士や元農奴も多くいるので彼ら国が経営する農地で小作人として働いてもらおうということになっている。
そして蓄えができたら農地を買って自作農になってもらおうと考えている。
果樹園も多くは国が経営していく。地元の人たちの強力で組合を作って運営していく。新しく果樹栽培を行う人たちも組合に加盟して一緒に頑張っていく予定だ。
私の魔力には木属性がある。
そしていつの間にか植物操作の魔法にも覚醒している。
だから植物を増やしたり成長させる事は容易にできる。
また品種改良も可能だ。
今回は味を少し良くして病虫害に強い品種を現在その土地で栽培されている果樹から作り、その苗を大量生産した。
苗は開墾によって拡大したそれぞれの土地に植え付け、植物操作で促成栽培した。
そして後はその土地の人たちに任せた。まあ、効率的の栽培できるように魔道具も準備して設置はしておいたけどね。
50か所ぐらいの果物の特産地を作り、魔道具で本来の季節以外にも植物を収穫できるようにした。
つまり魔道具の温室を作ったわけだ。
林檎と葡萄の産地が特に多くなった。
今までも葡萄の産地は多く、その葡萄は主にワインづくりに使われている。
これからは生食用の葡萄も増やしていく。
さて、この後は輸送方法と加工工場について考えなくてはいけないという訳だな。
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『マスクがない!』という作品も始めました。
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