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自転車で行く異世界旅  作者: TKSZ
1章、異世界で
52/144

27の2、ロコンさん救出2

体調不良で遅れています。



「レイナさん、焦らないでください。冷静に」

「だ、大丈夫です」


スルベール帝国の皇都の西にある魔法研究所に来ている。

まずは地上施設を現在の管理者に案内されて見ている。

この管理者は地下施設の入り口を開けることもできないらしい。

無理に開けないほうが安全だからこの処置は妥当といえよう。

地下施設を使っていたが者たちは早々と逃げて行方不明になっているという。

地下施設には強力な隠蔽されているところがあるのでそこにいる可能性がないわけでもない。

一通り管理者に案内で見学?が終わった後、管理者たちには施設から出てもらった。

これはスルベール帝国政府も合意しており管理者たちにも私たちに従うように命令が出ている。

施設周りには非常線が張られ、ある程度離れたところには支援部隊本部が設営されている。

研究所の地下施設を無理に開いた時の影響を考えて魔道具を設置して四重に結界を構築した。

何かあったときは私たちは転移で結界外へ逃げるようにしてある。

ここまでの準備・・・・大丈夫だよね。


「ここが地下施設の入り口ですね」

「施錠されているのですよね。鍵はないということでしたよね」

「ええ、でも解錠はできるでしょう」


地下施設の入り口の扉の前まで来ている。

扉は高さ4m幅3mで両開きスライドタイプだ。鍵穴は4つある。

解錠用の魔道具は用意してきた。

錠の情報をスキャンしてそれをもとに解錠する。鍵を作るのか。錠の内部に魔法で介入するのかはここで判断する。

この扉自体には罠はないようだ。いくつもの隠蔽は施されているが扉の先5mぐらいまでは状況を完全に把握できた。

これも神様から新たにもらった力だ。神級周囲把握と神級隠蔽打破というらしい。

やはり邪神が関わっているために扉を開いていない状況では5m先までしか完全把握はできない。

その先の情報は朧げになってしまう。この扉にも中の情報を隠蔽する強い力があるようだ。

それでも入って3mのところには早速罠がある。罠にかからないようにする身分証のような魔道具が存在するようだ。

中に入るものは鍵と身分証を持って入るようだな。この魔道具の偽造はしていない。罠をすべて解除しスルベール帝国のほうであとで調査ができるようにしておきたいので身分証は作らなかった。

同時に隔離必要なものを見つけてら私たちが隔離しておいてよいという許可はスルベール帝国からもらっている。

扉と錠を解析した結果、鍵を作ることにした。そのほうが後々管理しやすいであろうという判断だ。

ここの錠は電子錠のようなものだ。ただある特殊な周波を持つ魔力を鍵に登録しなくてはいけない。魔力錠というらしい。

あまり普及はしていないが少しは存在しているということだ。

初めての鍵づくりで4つの鍵を作るのに20分程度はかかったが成功した。

扉を開け、中に入る。レイナさんが飛び込んでいくのを抑えながらゆっくりと。

扉を開けても周囲への影響はなかった。まずは3m先の罠を解除してからこの先の様子を把握する。

通路には防御用のゴーレムや罠が複数設置されている。そしてその先に研究施設のメインルームがあり、さらのそこに複数の扉がある。

その扉の先にはそれぞれの研究室があるようだ。

人造人間の研究室や人造の魔物を作る研究室、ゴーレムの開発研究室や人を操る魔道具の研究室、そしてロコンさんの妖術を解析する研究室。

ロコンさんの妖術はここの研究者にも興味深いものだったようだ。

行方不明の研究者はいたがすでに死んでいるようだ。近くに行かなくては詳しくはわからないが特殊な死に方のように感じる。

レイナさんたちにこの先の状況を説明してから外の安全のために扉を閉じ罠を解除しながら先に進むことにした。

罠は拘束系のものが多かったがやすやすと解除できた。襲い掛かってくるゴーレムも容易に停止させることができた。

停止用の司令を送るとすぐに停止した。あとで勝手に起動しないように拘束して収納に保管しておいた。

罠も再起動しないように完全に無効化した。そして30分もせずに100m先のメインルームの入り口の到着することができた。

あっけないと言えばそうだが魔道具の専門家であるハツキさんが活躍してくれたのと優秀なハンターであるレイナさんとクレハさんがいるから問題がなかった。

さてこの先が研究施設のメインルームだ。


お読みいただきありがとうございます。

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