26の4、新たな国4
お陰さまで一万PVを越えました。
夜中に地震があったり、マスクが店頭から消えたり。
嫌な予感がする朝でした。
「国の名前はどうするんですか?」
「何とか共和国・・・・」
「何とかは?」
「思いつかない」
「それじゃあ困るでしょ」
「そうだね。じゃあレイナ共和国で」
「なんで私の名前を付けるのよ」
「なんとなく。それじゃあ、ハツキ共和国かクレハ共和国なんて」
「「却下」」
レイナさん、クレハさん、ハツキさんと新しい国の名前を考えている。
共和国とつけるのはいいようだが・・・・。
「自転車共和国・・・・」
「やめたほうがいいよ」
「タカシ共和国があるじゃないの」
「無理」
「サイクル共和国」
「自転車におこだわないほうがいいと思う」
「獣人共和国は・・・後々問題が起こりそう」
「ビュテル共和国」
「ビュテル大森林からか」
「そう、それが無難だと思うんだけど」
「そうしようか」
新しい国を作った場所にある大森林から名前をとって『ビュテル共和国』とした。
首都の名前は・・・・決まらなかった。
早めに決めておきたい。
首都と呼んでいくことにした。
この分では村や街の名前を決めていくのも大変そうだ。
すでにある村もただ『村』と呼ばれているところが多かった。
一応名前を付けてもらったがどこでも揉めたらしい。
近くに滝あればその名前を付けたり住民がすべて同じ種族だったらその種族名をつけたりしたらしい。
国名は各村の代表者にも打診したがおおむね好評だった。
この調子で街や首都の名称を決めてくださいと言われたが苦手なんだよね。
首都は国の体裁が整ったところで公募にしたいなと思っているのだが駄目だろうか?
地図を作っている。
山の位置、川の位置など特徴的な地形と村や街の予定地主要道など書き込みながら『ビュテル共和国』の地図を作っている。
無限図書館で故事を調べたりして地名がないか確認している。
滝や川、山や草原や洞窟には名称のついているものがあった。まあ、あまり知られていないものばかりだったけどね。
探検に行って帰ってこなかったハンターがつけた名前とかいろいろと。
それでも名称がついているものはいい。ついていない特徴的な地形に色々と名前を付けてもらった。
誰に?
各国から派遣されてきた政府の活動を準備してくれている人たちにお願いして頑張ってもらっている。
タカシ山、タカシ草原、タカシ川、タカシ滝、タカシ洞窟は却下だ。
すぐにタカシとつけないでもらいたい。いくらこの国の建設に私の持っている神からもらった力を多く使っていると言ってもね。
地図も徐々に地名が入り完成しそうだ。
いや、完成するということはないだろう。これからどんどん新しい地名が入り急速に変わっていくのだから。
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