26の3、新たな国3
寒くなったり暖かくなったりで体調が追いつきません。
まずやるべきこと。解放された奴隷の受け皿。
街も大事だが今は首都を作っている。
広い土地はあるけど自然を壊さないように配慮することにしている。
だからこの新たな国で新たな村や新たな街、そして首都は国がすべての建造物を作り国民に貸与または売却することにした。
売却された建造物の改築にも許可が必要になっている。
建物は平屋かせいぜい3階建てまでにした。自然に溶け込むようなデザインと色を選択した。
デザインはどう見ても自然の植物や岩や小山というものになっている。それでいて壊れにくい・・・・いや壊れずメンテナンス不要な建物にした。
そう、魔法で不壊と自動修復と自動洗浄を施した。建物自体を魔道具にしてしまった。すべての建物に光を魔力にして建物内の魔道具に魔力供給できるようにもした。
もちろん夜は昼間のうちに蓄えた魔力を使う。建物内には各種魔道具が設置されている。照明、上水供給、下水処理、調理、情報機器、ごみ処理など。
下水は水は地下浸透させたり空気中へ放出する。下水の水以外はごみ処理に回す。ごみ処理では空気の成分に相当する物質は空気の成分と同じ割合で排出する。
具体的には水蒸気・窒素・酸素・二酸化炭素などだが。不活性ガスが不足するがこれは窒素で割合を補った。
水蒸気は下水の水成分と同様に地下浸透もさせている。あまり空気中に出しすぎると天候にも影響を与えそうだが自然が調節してくれる。
ごみ処理ではどうしても二酸化炭素が余る傾向にある。この二酸化炭素は密閉式ミニ菜園を作りそこで使っていく。
どの建物でも菜園がある。使い切れない物は出荷している。それでも処理できない物質は炭素塊や金属塊などの形で回収を行う。
新しく造る村や街や首都には地上部には遊歩道と自転車道が自然に配慮しながら作られている。
地下にも遊歩道と自転車道、そして車道と自動の交通システムを作ることにした。
自動の交通システムは菜園で作られた余計な作物やごみから出た金属や炭素なども運ぶ。ごみから出たものは様々な工業製品の素材として再利用だ。
もちろん鉱山もあり、農地もある。養鶏場や牧場などもある。これらも自然環境に配慮したり景観や悪臭などにも配慮してある。
獣人はにおいに敏感なのでかなり気を使った。
商店街も建物の中だ。言ってみればモールになっている。
天気に関係なく経済活動が行え、騒音を気にする必要がないのがいい。商店や食堂を開きたい人たちにはそれなりの講習も開き、開業の援助した。
住居も首都に移住してくる住民には数年間は無償で貸与している。そして仕事の斡旋も行っている。
移住者には奴隷だった以外の人たちもいるが8割以上が奴隷だった獣人だ。獣人以外も含めて奴隷だった人たちは教育の機会が奪われてきている。
教育が必要だ。早急に。
首都には教育に関する地区も作った。初等教育学校は居住区内にもあるがそれ以外に中等・高等教育を行う地区を設けた。
学制は6−6−6とした。
初等教育は5歳から6年で義務教育、中等教育は11歳から6年、高等教育は17歳から6年だ。
この世界では成人して働くのは早い。だから義務教育は早めた。
その一方で中等教育と高等教育には働きながら学べる制度も作っておいた。
さらに職能教育や生涯教育も実施していくことにした。そしてそのための施設も作った。主に私の魔法で・・・・。
箱はできた。問題は教育を行う人材が少ない。人材育成はこれからだ。仕方ないので当面はオートマタを活用する。私の作った教材用魔道具を活用する。
早く人材を育成しなくては・・・。
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