4、神殿と加護
ちょっと短めです。
さてどうするか?24時間いてもほとんど時間が経過しないという神殿に行くか。
そして何故ここに来たのか?帰るにはどうしたらいいか尋ねたい。能力も教えてもらいたい。
『神殿カード』を持って『神殿』と唱えた。
ここは参道?大きな鳥居が10余り並んでいる。鳥居を潜り進むとギリシャ建築風の神殿があった。
自転車置き場もある。自転車を置き進むと扉があった。
扉の前には神社の宮司のような服装の男性がいた。
「タカシ様。ようこそいらっしゃいました。お待ちしていました」
「よろしくお願いします」
「ではご案内します」
男性に案内され進むと大きな部屋に辿り着いた。
そこには様々な服装の男女がいた。統一感がない。
「おお、待っていたぞー」
一人のビジネススーツを着た男性がやって来た。
50歳ぐらいの渋い感じの大柄なおじさんだ。
「初めまして、アステルガレットの創造神の瀬海はじめでーす。前世は日本人だよ」
「日本人が創造神に」
「はーい、ひょんなことから死後に神界に召喚されて新しい世界を創っていまーす」
「はあ・・・」
渋い割に軽い感じの人・・・いや神様だな。大丈夫なのか?
「私がこの世界に来た訳を訊きたいのですが?」
「せっかく作った異世界だからそろそろ召喚勇者とか異世界人とか定番かなと思って。まあ、ぶっちゃけ思い付き?」
「神様の思い付きで私はここにいるのですか?」
「だから色々サービスしているでしょ」
「でも私の今まだの生活はどうなるんですか?」
「大丈夫だよ。私が創造神になったのは地球の時間で10年前。その間にこの世界は100億年経過している。つまり地球の1年がこの世界の10億年。まあこの世界の人類の歴史は3億年だけど」
「そうすると地球の約4日がこの世界の1000年。この世界の100年が地球の約9時間、この世界の10年が地球の約50分!」
「だからこの世界10年20年いてもいいじゃないか」
「そう言われれば・・・で、何故私が呼ばれたのですか?」
「タカシ君は今日祠で祈っただろ。自転車でまた色々旅をしてみたいって」
「ええ、確かに」
「それで旅をプレゼントする代わりにこの世界に刺激を与えてもらいたいなと思っているんだよ」
「うーん、まあいいかな」
「そうこなくっちゃ」
「それで能力測定は神殿で行うようにと言われたのですが」
「あ、その神殿というのは街にある神殿で司祭が測定器具で能力を測定してくれるんだよ」
「じゃあ、街に行かないと駄目ですか」
「いいよ。私が鑑定でしてあげるよ」
「ありがとうございます。色々な話から神様も神殿で住民と交流を持つのだと思っていました」
「私が行くのは祭礼の時だけだよ。お供え物をもらいにね」
やはり何か軽いな。それからお供えを持っていくのか!
それで鑑定をしてもらった結果はこうだ。
タカシ 60歳 体力年齢40歳
生命力 120
体力 72
筋力 64
持久力 167
瞬発力 92
魔力 7249
身体耐性 74
毒物耐性 365
精神耐性 278
魔法耐性 724
防御力 1万以上
知力 725
魔力属性 火水木金土聖光生風闇雷無
能力 サイクリング ハイキング 調合 研究 料理 修理 木工 護身術 自然観察 金属加工 建築 魔力感知 魔力高速回復 幸運
魔法覚醒 なし
加護 創造神 武神 魔法神 科学神 智神 恋愛神 経済神 工業神 生命神 医薬神 幸運神 精霊王
幸運も能力なんだ。能力に関してはいろいろ突っ込みたいが・・・・・いいや。
「私を呼んだ理由ですけど魔王を討伐しろとか言わないでくださいね」
「大丈夫。今は魔王はいないから」
「そうですか。あとから変な要求はしないでくださいね。魔法覚醒もなしですから」
「確かに!そうだね、魔法がなにも使えないのは寂しいよね。生活魔法を教えてあげるよ」
魔法は6歳以上でないと扱えないらしい。生活魔法は初級なら住民の50%が使える魔法だという。
初級と中級の生活魔法を教わった。着火・飲料水・身体浄化・着衣浄化・照明ができるようになった。
着火は炉やかまどや囲炉裏の中の薪や炭に火をつける魔法だ。
飲料水はコップや鍋に飲料水を出す魔法だ。普通は1回に1000mLが限界らしいが私は200Lも出せた。
この2つは初級の生活魔法だ。
身体浄化と着衣浄化と照明は中級の生活魔法になる。
身体浄化は体の汚れを除去できる魔法だ。これで風呂いらず・・・・。やはり風呂の温浴効果は大事だと思う。
着衣浄化は着衣の汚れを分解する魔法だ。汚れ以外を分解しないよね?
照明は光球を出して浮かす魔法だ。普通は1回で1時間程度だけど私はもっと長く維持できるだろうとのことだ。
生活魔法を使えるようになったおかげで魔力とその体内での流れがわかるようになってきた。そしてどのように魔法が発現するかも理解できたと思う。
他の魔法も無限図書館の本を読めば使えるようになるかな?
明日はアウトドアショップの講習を受けて魔法の訓練かな。講習を受ける前に予習をしておくか。
そんなこんなで神殿から戻ってきた。
お読みいただきありがとうございました。
感想をいただければ幸いです。
ブックマークへの登録もお願いします。
次話は魔物との戦闘の予定です。
異世界へは夢の中から https://ncode.syosetu.com/n9113fx/ もよろしくお願いします。




