24の3、帝国奴隷解放戦争3
まとまらない
「それでは私から行きますね。念話を送ったら転移してきてください」
切り込み隊長として突撃は私が行う。
当然、皇宮内の転移ゲート設置場所は衛兵によって守られている。だから転移ゲートを使って転移を行えばすぐに攻撃されてしまう。
だからその攻撃よりも早く対処できる私が行くしかない。
今回私が使う能力と装備はこれだ。
まずは装備。防具からだ。隠蔽系の力を持つローブ。このローブには魔法や物理攻撃を防ぐ優れた耐性も備わっている。
武器は銃と短刀と伸縮警棒だ。それ以外の武器も当然収納に入っている。
銃は麻酔銃。瞬時に行動を不能にすることができる麻酔弾を装填してある銃だ。
弾丸自体は相手に当たると破壊されてしまい、耐性がなければ数分間の麻痺効果が出るだけでだ。
弾倉には20発を入れておくことができる。弾倉が空になれば私の持つ専用の弾丸収納の魔道具から補充される。
この時のタイムロスがないようになっている。弾丸の発射は1秒間に3発まで可能だ。予備弾丸も400発持った。
一応アウトドアショップで手に入れたものだ。レイナやクレハやハツキ、そしてミユにも同じものを渡してある。
短刀は不壊性能を持ち魔力を込めることによって岩でも切ることができる。魔力の量によって切れる物の強度が決まっては来るが大変に便利なものだ。
私が作り出したオリジナル品でレイナとクレハとハツキとミユにも同じものを渡してある。
あとは電撃を与える効果のある伸縮警棒でこれはアウトドアショップの福引で当てた品だ。
当然、収容所造るための魔道具は複数を収納内に準備しておいた。
能力のほうは隠蔽系の潜伏魔法と防御結界魔法、最近になって自由に使うことができるようになった念話、そして拘束魔法と短距離転移魔法と身体強化と行動加速と高速平行思考が使えそうだ。
私はある程度の範囲の『奴隷の首輪』無効化解除できるようになってもいる。国の管理システムを完全に掌握すれば帝国内の『奴隷の首輪』を一度に無効化できるのではないかと期待している。
また国民にかけられているであろう精神的干渉も無効化できると思っている。
「では行ってきますね」
ちょとそこまで買い物にでも行くかのように私はミユさんの用意した転移ゲートで転移を行った。
当然転移の前に潜伏魔法、高速平行思考と身体強化と行動加速を発動してある。
風景がゆがみ、新たに城の中の様子が見えた。そこには20人の騎士や兵や魔導士がいて監視警戒をしている。
潜伏魔法は使っているが思った通りこちらに気が付いたようだ。しかし発動しておいた能力のおかげで私自身をしっかりと把握しきっていないようだ。
それに対してこちらには高速平行思考と行動加速の能力があるから、騎士や兵や魔導士の動きがゆっくりと見える。彼らが武器を取ったり魔法を発動する前にそこにいた20名をすべて無力化できた。
うまくいってよかった。
実は心配していたことが。
何らかの方法で皇宮側の転移ゲートが使えなくされているということだ。私が管理システムの第1位アクセス権を持っているから大丈夫だと思っていたが少し不安だった。
転移ゲートの設置場所の安全を確保・確認してミユ皇女に念話を飛ばす。
「作戦の第一段階終了。こちらに転移してきてください」
「はい」
すぐにレイナとクレハとハツキとミユとミユ皇女の護衛騎士ジェーンさんが転移してきた。
ミユさんが転移してきたことで野営地に置いてきたミユさんの持っている転移ゲートは無効化している。
これでこの転移ゲートが使われて野営地が脅威にさらされる心配はない。帰るときには私の作った『簡易転移ゲート』があるから問題はない。
さあ、これで第一章はおしまい、次は第二章かな。
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