21、褒章
風邪をひいては体調不良。
仕事は休めない。
短めです。
その日、領主の館の客間に泊まることになった私はこれからのことを考えている。
ミユ皇女に言った通り全世界を旅して、差別と抑圧がない世界に近づけたい。
神様もそのような変革は許可してくれている。いや、むしろ望んでいるようだ。
創造神様の前世にもいろいろあったようだな。
傲慢かもしれないが改革を行っていくという私の決意は変わらない。まずは帝国からだ。
だけど結婚とかは・・・・・。
私はいつまでこの世界にいるのかもわからない。
確かにレイナさんやミユさんたちは素敵な女性だ。心は動く。ハツキさんやクレハにも誘惑された。この二人も同様に素敵な女性だ。
4人とも美人だ。それでいて親しみを持てる。スタイルもいい。出るところは出て引っ込むところは引っ込んでいる。
問題は私のほうだ。見た目と体力は30歳代だけど中身は60歳だからな。
そんな男の妻になってもいいのか?まあ、詳しくか聞いていないが私はこの世界では不老になっているようだ。いや今はむしろ若返っている。
私には夢があった。交通事故のない都市を作りたい。自動車と自転車と歩行者が分かれて通行している都市。
自動車は自動運転で完全制御。自転車も事故防止システムを持つ。
そんな都市づくりの夢を持ったことがある。もちろん実現は不可能。
最近この世界でなら実現は可能なのではということを考えている。
もしできるならこの世界にずーっと居てもいいかなとも考えてしまっている・・・。
いや、帰るつもりだよ。日本に日常へ。
ここはあくまでも非日常。今だけの世界。
そう考えているうちにいつの間にか寝てしまったようだ。
・・・・気が付くと朝だった。
朝食を終え、今日も会議かなと思ったら今から転移ゲートと王都に行くという。
国が管理している転移ゲートを使う。このゲートの使用には国王と領主の両方での許可が必要だ。
「もう国王は許可を出しています。と、いうより王都に来るように言ってきたのは国王です」
それでは行くしかないようだ。
行くのはヤリズ伯爵、ヤリズ領騎士団長、私、レイナさん、クレハさん、ミユ皇女、皇女護衛騎士ジェーン、そしてクレハス代官令嬢ハツキさん。
え、なんでハツキさんがいるの?
「私は魔道具の研究で国に貢献してる。タカシさんを追い掛けてきたわけではありませんから」
うーん、顔を赤らめて言われてもなあー・・・・。
王都につくとまずは私とレイナさんとクレハさんは王の謁見だ。
そこで今回の物資輸送と盗賊討伐と国境での紛争での活躍に対する褒章が渡された。
すごく緊張したようだ。レイナさんとクレハさんは。
私はなぜか平気だった。褒章は金貨だった。
国王は私たちに貴族としての地位と領地を与えたかったようだ。
つまり囲い込みたかったようだがお断りをした。
レイナさんやクレハさんも同様だ。
その後はミユ皇女も交えて会議がおこなわれた。これから帝国をどうするのか。
大事な課題だ。
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