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自転車で行く異世界旅  作者: TKSZ
1章、異世界で
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2、無限図書館

投稿環境が悪いので苦労しています。

誤字報告ありがとうございました。

中肉中背で黒いポニーテールを揺らす『無限図書館』の司書メイに尋ねた。


「なんで私はここに?」

「知識を得たいと思ったからですよ」

「知識?」

「はいそうです。ここは図書館です。知識の宝庫です。もちろん提供できる知識には制限はありますけど」

「制限って?」

「適性・・という感じですね。能力や適性がないのに得た過ぎたる知識は貴方を滅ぼします。いろいろ学び体験して持っている能力を適切に扱えるようになれば適性も増えてきますよ」

「能力的に成長すれば得られる知識も増えるという事かな」

「はい、そう考えてくれて結構です。まず今得たい知識は何でしょうか?今タカシ様はこの図書館に一日に3時間しか滞在できません。優先順位をよく考えてください」

「そうですね。私が先程までいた所は何ですか?何故あそこにいるのでしょう?この6枚のカードは何でしょう?」

「まず何故あそこにいたかという事は『神殿』でお聞きください。先程までいた世界の事と6枚のカードに関しては本を用意します」


メイが何かを呟くと2冊の本が宙に浮かんでこちらにやって来た。何このファンタジーは!これって魔法かな?わくわくわく。超科学でもいいや。

自宅の本棚にも欲しいな。ついでにお台所にも。ものぐさができそうだ。あ、運動不足になりそうだ。


「それではこちらの本をお読みください。退館5分前にはお知らせします。退館5分前になったら退館の準備をしていただきます。退館までの時間はカードに表示されています」

「はいありがとうございます」


必要な事を書き留めるためにメモ帳を用意して2冊の本を持って閲覧机に移動した。


まずは先程までいた所の事だ。メイは世界という言葉を使っていたが・・・・。

そうあそこは地球から見ると異世界だった。アステルガレットという世界らしい。

魔法があり魔物がおり神や精霊がおり神や精霊を信仰している世界だ。地球と同じ大きさの星に40の国があるらしい。

図書館では自分がどの国にいるのかはわからなかった。

王政の国が多いが共和国や宗教国家もあるようだ。貴族もおり一部の国には奴隷もいる。文明レベルは国によってかなりの差があるようだ。

教育も国によってかなり違うらしい。科学技術は魔法に頼ってしまうために遅れている。ここ200年ぐらいほとんど進んでいないようだ。魔法が科学の遅れをカバーしているように感じる。

人族には人・獣人・エルフ・ドワーフがいるという。うーんファンタジー!

因みに地球でいう南極のようにどの国にも属さない地域が数か所あるという。精霊の森などがそれに当たるという。精霊の森には精霊の街があるという。

言語は全世界で共通語を使っているようだ。

メイさんに早速言語の学習に必要な本を持ってきてもらった。初級の共通語学習書だ。でもメイさんが日本語使ってくれてよかった。

ここで気がついたが本を読む速度がいつもより速い。そしてメモを取らなくても知識が頭の中に取り入れられていく。いや、流れ込んでくると言った方がよさそうだ。

私はこんなに記憶がよかったかな?いや、違う。そんなことはない。最近は忘れっぽい。ここが無限図書館だからなのかな。これなら学習も捗りそうだ。ラッキー。

言語の学習も2時間ぐらいで完全に終了した。初級だからという事もあるだろう。会話と簡単な読み書きはこれで大丈夫だろう。

語学が不得意な私がこんなに短時間で習得できるのも無限図書館だからなのだろう。今度英語やドイツ語やフランス語や中国語などの勉強もここでできないだろうか?

今は本の貸し出しはしてもらえないのでさらに詳しい言語の学習は次回にする。相手による会話の仕方や専門知識関係はこれから学習していきたい。


さあ、続きだ。時間が惜しい。少しでも多くアステルガレットに関する情報が欲しい。そして帰る方法も知りたい。

この星における海の割合は地球と同じぐらい。物理法則も似ている。1日は24時間、1週は6日、1月は5週30日、1年は10月300日。

曜日は火水木金土聖だそうだ。聖曜日は休養日でもあるという。

通貨も全世界共通で銭貨10枚で銅貨、銅貨10枚で大銅貨、大銅貨10枚で銀貨、銀貨10枚で小金貨、小金貨10枚で金貨になる。

貨幣の単位はガレ、銭貨1枚が1ガレだという。銅貨が10ガレ、大銅貨が100ガレ、銀貨が1000ガレ、小金貨が10000ガレ、金貨が100000ガレだ。

紙幣は存在しないが商業ギルドが発行してくれるマネーカードで支払いができるらしい。

マネーカードは所有者本人しか使用できない優れものだ。本人が持って魔道具に翳さないと支払いや入金ができない。

街に行ったら商業ギルドでマネーカードを作った方がいいかな。硬貨は重いだろうし現金を持たないという事は安全そうでいいよね。


6枚のカードは『無限図書館入館用カードキー』『アウトドアショップの入店用会員カード』『アウトドアショップ専用マネーカード』『カード式ルームキー』『神殿カード』『精霊の街の身分証明書カード』だとわかった。


『無限図書館入館用カードキー』はカードを持って無限図書館へ入館を願うと入館が出来るらしい。

今は入館可能時間は3時間だが様々な能力を身につけ無限図書館を利用していけば少しずつだはあるが一日に入館していられる時間も増えていく。

能力は魔法が使えたり剣術が出来たりというものに加えて体力や魔力や耐性力などだという。

自転車に乗れるというのも能力かな?あと料理もできるぞ。魔法って私でも使えるのかな?

そもそも能力ってどうやって知るのだろう?『ステータス』と叫ぶ?うーーーーん?それは恥ずかしい!

能力が上がれば読むことができる本の種類も増えたり図書館のサービス新たに加わっていくという。

サービスって何だろう?それは後のお楽しみだという。

無限図書館に入館している間はアステルガレットの時間はほとんど停止状態になるという。実際には24時間滞在しても1秒程度しか経過しない。

その短い時間も残像を残すので私が無限図書館に行っている事は気付かれないようだ。凄く便利だな。体勢と装備は同じでないといけないので気を付けよう。

まだ『無限図書館入館用カードキー』と無限図書館についてはまだ色々とあるようだけど今日は時間がないから次のカードについて調べた。


次に調べたのは『アウトドアショップの入店用会員カード』と『アウトドアショップ専用マネーカード』だ。

このアウトドアショップは精霊の街に閉鎖空間にあるという。入店には入店用会員カードが必要だ。

自分のいる所からショップへは『アウトドアショップの入店用会員カード』を持って『アウトドアショップ入店』と唱えれば無限図書館同様に転移で入店できるらしい。

ただこちらは時間経過が変わらないので他人に見られないところから入店しなくてはいけない。退店も入店した場所に戻るので注意が必要だ。

一応退店の時には元の場所の確認ができる魔道具がショップにあるという。私は現在は精霊の街へと出る事はできない。これも能力次第という事だ。

ショップには自転車も含む各種アウトドア商品や訓練施設や休憩場や飲食コーナーが設けられているという。コンビニな様な施設や温泉施設もあるという。ちょっと楽しみだ。

『アウトドアショップの入店用会員カード』をもっていれば施設利用は一応無料だ。消耗品や追加サービス等は有料だけど。能力が上がれば無料サービスも増えるらしい。

『アウトドアショップ専用マネーカード』はこのショップと付随設備専用のカードだ。アウトドアショップにも入金機がある。

カードへの入金はこの世界の硬貨や商業ギルド発行のマネーカードや日本円からでも可能だという。

一回入金したものは出金できない。日本円とのレートは1円が1ガレだという。日本のクレジットカードや銀行カードは使えないという。当たり前か。

ここで入館制限時間はあと7分。5分前には退館準備をしなくてはいけないことになっている。忙しくなってきた。


『カード式ルームキー』と『神殿カード』と『精霊の街の身分証明書カード』について急いで概要だけ調べた。


『カード式ルームキー』はカードを持って『マイルーム』と唱えれば自分専用の部屋のドアが出現する。自分専用の部屋は能力の上昇によって成長する。

部屋の中に取説が置いてあるという。どこで使うかよく考えないといけないなあ。


『神殿カード』はカードを持って『神殿』と唱えれば神殿に行ける。無限図書館同様に時間経過は異なるので24時間滞在しても1秒しか経過しないらしい。

神殿には神様や上位精霊がいるという。


『精霊の街の身分証明書カード』は国や街に入る時に必要だという。・・・・ここで5分前になってしまった。

精霊や精霊の街についてよく調べたいがこれも次回だ。

言語の学習で時間を使い過ぎてしまった。でも言語の理解は必要かつ重要な事だから当然だろう。神様の加護で言語理解が付与されればいいのになあ・・・。。。

さあ、退館だ。急いでロッカーから荷物を出し、自転車をもって退館口へと向かった。

一瞬にしてもとにいた場所に戻っていた。

うーん、ファンタジーだ。

お読みいただきありがとうございました。

感想をいただければ幸いです。

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