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自転車で行く異世界旅  作者: TKSZ
1章、異世界で
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15、盗賊団討伐2

仕事で疲れています

15、盗賊団討伐2


闇夜に乗じて自転車で進む。同行者も問題なくついてきている。『魔力アシスト付き三輪自転車』は好評だ。

盗賊にアジトは40km先だ。この自転車で1時間ぐらいかな。23時ゴードを出発。そして24時には盗賊団のアジトを見渡せる地点に到着した。

ここで領都からの応援を受け入れる。ただ今いるこの場所、予定の場所よりアジトから離れた場所になってしまった。

アジトの警戒がこちらの得た情報より強まっていた。やはり情報が洩れているのか?私の近くに内通者がいるのか?

今はやれることをやるしかない。お互いの被害を少なくなるよう作戦を実行できるように漏れがないかを考えることにしよう。

『簡易転移ゲート』をアジトから気が付かれない位置に設置して領都からの応援を迎える。5小隊90名が到着した。

こんなに人数はいらないのだけどなあ・・・。

アジトの内部を探索する。


「え、・・・」

「どうしました?」

「探索できない部分がある。強い結界で守られているようだ。内部の様子がわからない」

「どうします」

「やるしかない!遅くなれば要救出者の安全が心配です」


うーん、作戦の変更が必要だな。まずは牢屋の魔道具の設定を変更する。予定よりアジトまで距離があり、盗賊団の守備範囲も広範囲になってしまっていた。

魔道具で盗賊団らを牢屋に入れる対象範囲もアジトと周辺に広がった。範囲が広がれば魔力もより多く必要になる。まあ、私の魔力で十分に足りるのだが。

探索の結果では内部の様子がわからない場所以外に盗賊168名、捕らえられている人が245名いることが分かった。

内部の様子がわからないところに何人いるかがわからないのは困ったことだ。内部の様子がわからない範囲は約10m四方だからいる人数も限られると思う。

初めの作戦ではアジトの四方に1小隊ずつ配置して牢屋の魔道具でアジトの内部の人をすべて魔道具の中に引き込むつもりだった。

しかし、内部のわからない場所への突入をどうするかが問題になってくる。1小隊には作戦本部を作ってもらう予定だった。

作戦本部は必要だ。内部のわからない場所への突入は私がするしかないのか?私は作戦本部にいる予定だったのに。おそらく結界を破壊できるのは私だけだろう。


「私たちもお供します」


野営地から同行してきた騎士とハンターから申し入れがあった。


「うーん、私一人のほうがいいかな。状況を絶えず無線で送ってよ」

「そういうと思いました。しかし私だけは同行します」


レイナさんだ。上級ハンターでもトップクラスの剣術と魔法の使い手だということは昨晩知った。

ハンターたちが教えてくれた。このクラスだとハンターだが騎士よりもずーっと強い。

おそらく今回の一行の中でも私に次いで強いのがレイナさんだ。


応援の騎士たちが配置についたところで牢屋の魔道具を発動する。

中にいる人たちは次々に消えていった。転移したのだ。予想通りだいぶ多くの魔力を消費した。

私はレイナさんと急いで中の様子がわからないエリアへ向かう。

思った通り結界が張ってあった。鑑定魔法と分析の能力でその構造を把握した。思った通り魔力による力業なら何とかなりそうだ。

急いで魔力操作で結界に干渉する。地面との継ぎ目から鏨を入れるように開いていく。強引に・・・。

すると、

パリィンー。

結界が解除された。

思った以上にかなりの力技だった。魔力の消費も多かった。


「なんで入ってこれる」


中にいた豪華な軍服を着た男が叫んだ。中にいたのは指揮官だった。

帝国の魔導士軍団の副軍団長だということが鑑定魔法で分かった。

男以外に獣人女性が3人いた。男に弄ばれる直前だったようだ。


「助けてください」


3人が助けを求めるとレイナさんの瞳が怒りで染まった。

レイナさんが男より早く魔法を打ち込み男を倒した。

風刃一発だ。

おっといけない、レイナさんがとどめを刺そうとしている。


「レイナさん、冷静に」

「タカシさん、このような男生かしておく必要はありません」

「どうするかは私たちが決めることではありません。盗賊の親玉は逮捕するのが妥当です。いろいろな情報も必要ですから」


この国の帝国に繋がっている貴族の情報もこの男が持っているだろう。


「しかし」

「この男以外にも悪い奴がいます。その者たちを野放しにはしていいのですか」

「わかりました。タカシさんにお任せします」


男に魔法封じの手錠型の魔道具をつけ、連行する。最低限の治癒は施し死なないようにはした。

3人の獣人女性にはレイナさんが対応しけがを治した。今までにも暴行はされていたようだ。犯されてはいなかったのが救いだ。

彼らを連れて作戦本部に戻った。作戦本部には捜査関係の騎士と文官が到着していた。

男と獣人は『簡易転移ゲート』で領都に連れて行ってもらった。


今回捕縛した者たちの中には帝国の奴隷商人もいた。その取り調べで帝国につながる王国の貴族や商人がわかった。

夜が明ける前に彼らを急襲し、捕らえることができたようだ。

今晩も夜勤だったけど何とか終わった。

明け方、代官屋敷の離れに戻って睡眠をとった。

今日は休養が必要だ。午後には鉱山や工房を少し見て回るだけにしてできるだけ体を休めた。

アジトはまだ一か所あるのであまりグズグズはできない。物資の輸送も急ぐ必要がある。

まあ、ちょっと考えがあるけどね。


後、レイナさんの弄ばれそうになっていた獣人女性を見た時の反応が気になる。

まあ、いろいろと終ってからになるだろうが・・・。


お読みいただきありがとうございます。

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