39の3、ユキホ第四王女とのデート3
フルーツタルトを食べたい。
ユキホさんの趣味はお菓子作りだ。
今回のブルーベリーの収穫は彼女がブルーベリータルトを作ってみたいということで行われた。
折角作るのだからフルツの森の幻のブルーベリーを使ってみたいということらしい。
フルツの森の入り口にある宿はキッチン付きのスイートルームを使っている。
ここで究極のブルーベリータルトを作ってくれることになっている。
そのためにここに来るとき厳選された様々な材料と道具を運んできている。
事前にお願いしてあったのでキッチンには最高の調理器具が用意されている。
「ではタカシさんお願いします」
「はい、こちらこそ」
私も調理は得意だ。
お菓子も作ることができる。
能力にも『調理』というものを持っている。
それでもユキホさんの調理の腕前には敵わない。
それでも彼女の希望で私も手伝ってブルーベリータルトを作っている。
レシピはユキホさんが用意してくれた。
お菓子は量を間違えず、レシピ通りに作れば失敗しないという。
ユキホさんに言われた通りに頑張ってブルーベリータルト作りを行った。
その結果かなりいいものができたと思う。
さあ、この後は二人だけでのお茶会だ。
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