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自転車で行く異世界旅  作者: TKSZ
1章、異世界で
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11、物資輸送

寒いと筆が進まなくなります。


今回の目的地は領都ヤリズから400km北に行った鉱山都市ゴードとそこから東北東に200km行ったところにある交易都市クレハスとその周辺にある3つの村だ。

クレハスは帝国との貿易で栄えている街だが国境まで30kmの位置にあるので警備と防衛には万全を尽くしている。

国境の砦への物資供給の拠点でもある。クレハスに物資が供給されていないという事は国境の防衛にも影響があるという事になる。

ゴードは山岳地帯であるため元々魔動飛行船は使えない。だからヤリズやクレハスからの魔動車や馬車による物資供給がされていた。

しかし、クレハスへなら魔動飛行船で行けるはずなのだが何故か今年になって周辺に飛竜が来るようになり安全を考慮してクレハスへの魔動飛行船の運行は停止している。

そんなときの盗賊によって物資の適正な供給が停止しているという事は由々しき事態だ。

今回は3台の魔動車で二つの街と三つに村と国境の砦を巡る。

運ぶものは領都からは医薬品と武器・防具類、そして塩。後、魚や果物などの食料だ。

緊急性のある物を優先した。

各街や村からは特産品、とくにゴードからは大量の鉱石とインゴットを運ぶ予定になっている。

3台の魔動車には大容量の収納の魔道具も備えられている事になっているが実際には大容量の収納の魔道具を簡単には要出来ない。

収納容量が足りないので私の持つ収納も使って運ぶがこれは内緒だ。

私の収納の魔道具の性能をあまり公にしたくはない。そのことは配慮してくれているようだ。

一台目の魔動車には護衛の騎士二名と護衛のハンターが五名。魔動車の運転は七名が交代で行う。

二台目の魔動車には領主の腹心である騎士団副団長と副団長付きの騎士一名と領主の側近の文官二名とハンターギルド職員二名と商業ギルドから職員二名と私だ。

運転は全員ができた。運転方法は地球と同じだ。

三台目の魔動車にも一台目と同様に護衛の騎士二名と護衛のハンターが五名が乗っている。こちらも七名が交代で運転を行う。

10名のハンターのうち6名は上級、4名は中級だ。ハンターのうち四名は女性だった。二人は中級ハンターだが治癒魔法を得意とし、薬が不足している街や村での医療をサポートすることになっている。

他の二人の女性ハンターは遠距離攻撃魔法を得意とするらしい。男性の中級ハンター二人は食事や野営の準備を専門に行ってくれることになっている。

ハンターギルドの職員も上級ハンターで一人はサブギルドマスターだった。二人とも尋問や取り調べを得意としているようだ。

商業ギルドの職員はサブギルドマスターのレイナさんと買取リ専門のクレハさんという女性だった。


「レイナさん。今回は結構危険だと思うのですが大丈夫でしょうか?」

「大丈夫です。私もクレハさんも上級ハンターの資格を持っています」

「え、上級ハンターなのですか?」

「ええ、二人とも上級ハンターだった父親に鍛えられました」


レイナさんは父親に鍛えられて上級ハンターにまでなり、その後商業ギルドに幹部として迎えられたらしい。

彼女は短剣術を得意とするが攻撃魔法も使えるという。

クレハさんは父親がハンターギルドのギルドマスターで情報収集と探索を得意とする。戦闘では暗器を使うのが得意だという。

簡易鑑定の魔道具も扱えるという。簡易鑑定の魔道具は適性がない人には扱えない厄介の魔道具だという。

試しに使わせてもらったら使えた。魔力の属性の組み合わせが重要なのらしい。

私はいつの間にか鑑定魔法も使えるようになったからこの魔道具が使えて当たり前かな。簡易鑑定の魔道具は魔物探索の魔道具とも似ている。

鑑定魔法はまだ初級程度だけど珍しい魔法だからあまり周囲には知られない方がいいらしい。


領軍の倉庫から昨日のうちに物資はかなり多く魔動車の収納に積み込まれている。

それ以外に領主の館で魔動車の収納に積み込んだ5倍の物資を私の収納へと積み込んだ。領軍内にも内通者がいることに対する対策だ。


積み込みなどに時間を費やしたために6時頃に集合したのに出発は8時頃になってしまった。


魔動車は時速30kmぐらいで進んでいる。今日の野営地まで8時間ぐらいだ。警戒は騎士とハンターに任せてある。

私は昨晩製作した盗賊と魔物を探索できる魔道具で様子を見ている。本当は整備の終わっている自転車で軽快に魔動車と並走したいのだがレイナさんに止められた。

私はあくまでもこの物資輸送隊の代表という事になっているので魔動車の中でどっしりと構えていなければいけないらしい。

初めの5時間程度は盗賊の出ていないエリアなので自転車でもいいと思ったのだけど・・・。

魔物も自転車に乗りながら倒すことができるのに。

私は最近自転車で時速200kmを出したの。風魔法で風防を作り追い風にしたのでできた。平均時速160kmで連続4時間は走れるのになあ。

だから本当は無限収納に荷物を入れて自転車で突っ走った方が早いと思うのだけどそれも却下されている。

魔動車を使って運ぶことに意義があるらしい。特にこれから行く街や村の人たちを安心させるためにも必要なパフォーマンスという事か。


5時間、時々出現する魔物をハンターに倒してもらいながら進んできた。倒した魔物は私の収納に入っている。

今回の関係者には私の能力については契約で情報として流出させないように口止めしている。

6時間を過ぎたところで盗賊が探索に引っかかってきた。遠くからこちらの様子を覗っているようだ。魔物の回収は必要最小限にして収納に入れないようにした。

そうこうするうちに2時間が経過し野営地に着いた。

こちらの野営中に襲ってくるつもりのようだ。盗賊の存在を気がついていないふりをしながら野営の準備をした。


昨晩のうちに作っておいた内部拡張済みの一見普通のテントを七張り設営した。

騎士団副団長と副団長付きの騎士のテント、騎士団員四名用のテント、男性ハンターとハンターギルド職員のための四名用テント二張り、女性ハンター四名用テント、商業ギルドの二人の職員用テント、そして私のテントだ。

警戒は騎士一名と上級ハンター二名でチームを組み21時から二時間ずつ交代で行う。

私は自分のテントの中に作った作戦指揮所に詰めている。ここから周囲を警戒している。

一人では大変なので昨日ちょこっとアウトドアショップで買ってきた3500万ガレもした女性秘書型護衛オートマタのサリエルタが一緒だ。

魔道具製作の材料も買ったので所持金の半分ぐらいを使ってしまった。

まあ、値段の割に優秀だしこれから活用できそうだから高かったけど買ったのは正解だと思う。

そう言えばVIP特典で7割引きになっていたんだっけ。定価は1億ガレという事か?

因みにいつもは腕時計に追加で付けたサリエルタ専用の収納に入っている。

私が命令しなくても私に命の危機が生じた場合、サリエルタは自動的に護衛任務を開始するようになっている。

そして24時、盗賊に動きが見えてきた。


お読みいただきありがとうございます。

評価やブックマーク、ご意見やご感想をいただければ幸いです。

次話は盗賊段討伐1です。


他の作品もよろしくお願いいたします。

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