表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
スケルトンはガチャスキルで強くなる  作者: 一時二滴
第一章 ダンジョン攻略
27/99

初めての魔法は火!

本来、今回でキリよく終わらせようとしていたのですが、魔法の説明や発動で思いのほか長引いてしまい、ガチャを入れる隙間がありませんでした。そのため、次回の更新でガチャを入れ、区切りをよくし、投稿を控えようと思います。すみませんでした。


それと、前回言い忘れたのですが、モーダーは作者が適当に考えた名前のため、元ネタも何もありません。進化時の主人公の種族名が思い浮かばないし、姿の変え方もあまり思い浮かばないため、架空の存在を作り出しました。(ファンタジーなんて架空だらけの気がするけど)

そのため、モーダーについては深く考えても意味ないので適当に流していただけると幸いです。

 何時間ほど寝ただろうか。俺は洞窟の壁際で深い眠りから目を覚ます。とても良い眠りだった。

 少し気怠い身を起こし、辺りを見回すとふと頭の中で思ったため、叡智に訪ねた。


 なぁ、叡智。ここボス部屋だったな?


『はい』


 ボス部屋ってことは定期的に何度もボスがリポップするんだよな?


『はい』


 正直、ここで進化するのって危険じゃなかったか?


『ダンジョンボスは討伐後、再出現するまでに二日のインターバルが必要なため、あなたがいつも進化するダンジョンの通路よりは比較的安全です』


 あ、そうなの。

 俺の心配は杞憂に終わった。

 あ、叡智。今回の進化で俺の姿ってどういう風に変わった?


『骨部位全体が黒く染まっております。それに、仮面にできていた亀裂のような赤い罅がさらに広がりました。それ以外の変化は特にありません』


 ふーん。そうか。じゃあ、わかりやすい変化は身体の色だけか。

 じゃあ次はステータスの確認かな。

 俺はステータスを開示する。



 名前  :

 種族  :モーダー

 状態  :平常

 ポイント:611


 LV:1/60

 HP:712/712

 MP:631/631


 攻撃:666 +80

 防御:563 +80

 俊敏:828 +80

 魔攻:469 +80

 魔防:401 +80


 スキル:《夜目》《鑑定》《投擲》《糸操作&放出》《隠密》《煙化》《瞬歩》《気配察知》《身体強化》《空庫》《鬼怒化纏》《骨部位再生》《骨増殖》《影縫い》《立体機動》《初級火属性魔法》《魔力操作》《並列思考》


 ユニークスキル:《ガチャ》

         《運試し》

         《叡智(改)》


 お、今までずっと同じ数値だった魔攻と魔防がついに別れた。これは種族的な問題かな?俊敏めっちゃ上がってる代わりに防御と魔防は全体に比べれば少ししか上がってない。

 そして、魔法!誰しも一度は使ってみたいと思った魔法!それと、立体機動!某巨人に存在する巨人を倒すために使えそうだ!

 よし、叡智君!スキルの効果を教えてくれ!


『立体機動:自身の認識できる空間に五つまで足場を展開することができる。足場は消すことも出すことも任意で常時変更可能。展開するたび魔力を消費する。


 初級火属性魔法:初級、中級、上級、超級の魔法の中の初級火属性の魔法を使用可能にする。初級で使用できる魔法はファイア、フレイムバレット。


 魔力操作:体内の魔力を操作することができる。このスキルがない場合は魔法を使用することができない。


 並列思考:物事を二つ同時に思考することができる。使い方によっては魔法を二つ同時に展開することができる。』


 よし、効果を確認したところで《立体機動》スキルをを試してみよう!

 俺はすぐさま立体機動のスキルを発動し、足場を展開する。

 すると、俺が出現させたいと思った目の前に一つの半透明な六角形の薄っぺらい足場が出現する。


 これって、本当に踏めるのか?

 

 俺は恐る恐る六角形の足場に片足を乗せ、体重をかける。

 展開された足場は体重をかけてもビクとも動かず、その場で静止している。

 次にもう片方の足を乗せたり、片足で立ったりする。それでも動かない。かなり高性能だ。


 おお!本当に足場ができた!これを五個も展開できるのか!素晴らしい!

 次は魔法を使おうか!

 叡智君!どうやって魔法を使うんだ?感覚が分からん。


『頭の中で使用したい魔法を思い浮かべると脳内で魔法を起動するために必要不可欠な陣、魔法陣の破片(パーツ)が形成され、それらが徐々に組み合わされていきます。構築し終えると魔法名を発すると共に魔方陣を展開、起動できるようになります。魔法陣の形成を途中で止める、または形成された魔法陣を発動せずに破棄する場合、破片(パーツ)形成に要した魔力分が魔法を発動せずとも消費するため魔力が無駄になります。ご注意を』


 なるほど、魔法を行使しようとしてやっぱり止めたなどをする場合、無駄遣いになってしまうのか。勿体無いし気を付けるとするか。

 まあ、取りあえず今は魔法を使おう!!


 俺は頭に初級魔法であるファイアを使いたいと思い念じる。

 すると、頭に刷りこまれるようにパズルのピースの様なものが脳内に広がる。ギリギリ思考の妨げにはならない程度ではあるが、慣れなければ違和感が拭えない。

 紋様の様な円状の陣。何が刻まれているのか良く理解できないし、知りもしない形式が脳内に突然現れ、自然と組み合わせられていく。これがスキルの力か。

 ……ん?待てよ?この魔法陣の形を完全に記憶していれば魔法を使えるんじゃないか?もちろん、魔力操作込みで。


『不可能です。属性魔法スキルには魔力をその属性に変化させる力を持っております。そのため、スキルがなければただ単に魔力を体外に放出するだけです。魔力は属性魔法にとっては単なる燃料であり、魔力自体に魔法の力はありません』


 へー、なんか難しいな。まあいいや。まずは使ってみよう。


 俺は構築し終えたであろう脳内形成された魔法陣を体外へと展開する。『《ファイア》!!』という言葉を発したと共に面妖の模様をした数字、文字列並びの魔法陣は何時の間にやら正面に忽然と現れ、一瞬眩く光を発したかと思うと魔法陣は消失し、代わりに野球ボールと同程度の火だるまがメラメラと燃え盛り、速度の低下や降下などすることなく直線上に進み壁にぶち当たると火花と共に散ってしまった。


 やった!魔法が使え・・・って!俺喋れなかった!?

 急に声帯でもできたのか!?喉元を触ってもいつもと変わらない骨しかないけど。


『魔法名は言葉を話せなく、喋れない者でも私のような声を天界から借りて発することができます。神が生まれた時から喋れない人への救済処置みたいなものだそうです』


 あ、だからちょっとばかし叡智の声と似てたのか。いつか喋りたいな。


 よし、魔法も終わったし最後にガチャやるか!

面白かったらブックマークよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ