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スケルトンはガチャスキルで強くなる  作者: 一時二滴
第一章 ダンジョン攻略
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折りたたまれた手紙

 何か無性に魔物に転生して成長する話を書きたくなったため、書くことにしました!

 成長して強くなるのにこんなスキルを入れていいか迷いましたが入れることにしました!

 誰になんて言われようとこの主人公のスキルを外すことは絶対にしません!!

 目が覚めると薄暗い洞窟の壁に俺はよっかかっていた。

 俺はあたりを見回すことにした。

 すると、小さく折りたたまれた真っ白な紙が地面に置いてあった。

 周りには特に何もないため、俺はその紙を手に取ろうと手を伸ばす。

 その時、俺はあまりのことで驚き、自分の手をまじまじと見てしまう。

 そう、俺の手は真っ白で健康的な骨になっていたのである。

 な、なんだこれ!?

 え?俺の手だよな?俺の動作と同じように動いているし、よく見れば俺の身体も骨になっている!

 これって俺だよな?誰か教えてくれ!!


『正真正銘あなた自身です』


 俺の耳にアナウンスのような声が響き渡る。いや、正確に言えば頭の中に響き渡る。

 ん?なんだこの声?だ、誰だ!?


『叡智です』


 ん?なんていった?もう一回お願い。


『叡智です』


 叡智?それはお前の名前か?まず姿を見してくれないか?


『叡智とはスキル名です。姿を現すことは不可能です』


 スキル?なんだそれ?ゲームか?てか、俺喋ってないよな。てか、喋れない。


『ゲームではなく現実です。喋れないのはあなたに声帯が存在しないからです。私が返事をできるのはあなたのスキルだからです。詳しいことは傍に置いてある手紙を読むことを推奨します』


 そ、そうですか。

 そう言えば筋肉がないのによく骨だけで動くな。すごくシュールなんだけど。

 俺はとりあえず傍に置いてある手紙を手に取り、読むことにした。


〔これを読んでいるということは無事に転生することができたんだね?

 今の現状に驚いているかもしれないけど、君は異世界に転生したんだ。僕のおかげでね。〕


 転生?あ、そう言えば車にはねられて死んだな。じゃあ、俺はこの手紙の主に異世界に転生させてもらったということか。よくわからん。

 俺は手紙の続きを読むことにした。


〔まあ、まず君の現状を教えようかな。

 まず、君の今の身体は前世の姿とは明らかに違うってことも理解しているだろう。

 まあ、君のことを簡単に言うとスケルトンって言うこの世界に沢山いる魔物って種類の種族だ。〕


 魔物ってゲームやラノベでよく見るあの魔物か?


『そうです』


 マジかよ。異世界転生とかなら普通人間とかエルフとか人間に近い種族じゃないの?よりにもよって魔物かよ。人間に討伐される側じゃないか。


〔もし、魔物だから人間にやられちゃうとか考えていたら強くなれば良い。魔物には進化という人間には無い能力が備わっているんだ。何回か進化すれば人間よりも強くなれるよ。〕


 要するに進化して人間にやられないようにしろってことか?ならもっと強い魔物にしてくれよ。スケルトンとかゴブリン並みに弱い種族だろ。どうせならフェンリルとかドラゴンとかにしてほしかったね。


〔君がもっと強い魔物に転生してくれとでも考えてそうだから書いておこう。

 元々強いやつが強くなって何が面白い?弱いやつが強くなるから面白いんじゃないか!〕


 な、こいつ俺のこと読んでるのか!?てか、こいつ楽しんでるじゃないか。転生させてくれたこと内心では感謝してたのに!


〔でも、さすがにそんなに弱いんじゃすぐ死んだりするから僕が面白くない。

 だから、君にあるスキルをプレゼントしたよ。

 そして、君の転生祝いに100ポイント用意したよ!!

 もし、意味が分からなかったらステータスを見たら分かるよ。

 ステータスなどについては《叡智》に聞いて

 叡智は呼びかけると答えてくれるから後のことは叡智に聞いてね〕


 100ポイントのことはよくわからないけど早くこれを読み終わらせてステータスを見ようかな。

 俺は手紙を読み続けることにしたがよくわからない事が書いてあった。


〔え?もっと会話したいって?ごめんね?そんなに話し相手がいないのが恋しいのかい?でも大丈夫。君だったらすぐに友達ができるよ。だから安心して?

 それじゃあ、天から君をずっと見守っているよ。あ、プライベートについては安心して。そういうとこは弁えているから。

                                     by転生神さま   〕


 ん?どうしたんだこの神は?

 もしかして俺の言うことを予想してかいたら読み間違えたということかな?

 これは恥ずかしいね!

 俺の予想だと天で俺を見降ろしている神は顔真っ赤なんじゃないかな?

 まあ、俺にとってはそんなことどうでもいいけどね。

 俺は読み終わったその紙をポッケに入れようとしたらポケット、というかズボンがないことを思いだした。

 そのため、恥ずかしい手紙を右手に持ちながら叡智にステータスについて聞くのであった。


 面白かったらブックマークお願します。

 

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