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*神の気まぐれ、異世界転生譚*  作者: 由羅木 ユーリ
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プロローグ(みたいなもの)

転生もの書いてみました。

気軽な気持ちで読む事をお勧めします!

作者は基本思い付きで書いてるので、話がかなり迷走します…多分。

まあ、お付き合い下さい。

闇取引、闇市、闇商売…

常闇の街は派手な音楽とライトを盾にして、隠れた欲や闇を蔓延らせる。

所謂、裏社会というものだ。

いつの時代にも、それは存在し、その全貌を見る事は最早不可能なほどに広がっていった。

誰が死のうが、生きようが誰も気にしない。

構えば、上げ足を取られ、簡単にそのお仲間になる。

絡めとられれば最後、まともな死に方などさせてはくれない。

表社会と裏社会は表裏一体。

表でやらかした人間は裏では、ただの時限爆弾。

関われば、芋づる方式で警察や国に見つかる。

そうなれば、人生に死刑宣告が降ったも同然だ。

だから皆、適度な距離感で付き合い、生活や商売を成り立たせ、今日1日を過ごしている。


そんな裏社会で、(まゆずみ) 風雅(ふうが)は生まれ育った。

表では宝石商、裏では闇オークションを営む父親とその愛人との間に生まれた。

表では、宝石商として名高い父親を持つものの、愛人の子故か、風雅は父親に会う事もなく、裏での生活を余儀なくされた。

愛人である母親は父親を愛し過ぎていた。

その異常なまでの愛は歪み、父親によく似た風雅へと向けられていった。

虚げな瞳に映るのは、息子ではなく、もう会う事も叶わぬであろう父親の姿だった。

縁をスッパリ切ればよいものを、臆病だった父親は口止料と称した金を毎月送り、その存在を隠し続けた。

だが、ある日を境にその金は途絶えた。

父親と本妻の間に子が出来たのだ。

本妻はかなり名高い家の一人娘。当然、跡取りが必要となる。産まれた子が男児なら跡取りに、女児なら婿を取る事になる。

その後、無事産まれたのは…男児。

跡取りは決まったも同然となった。

そして、金の切れ目が縁の切れ目となり、愛人の母親は繋がりを完全に切られてしまった。


それからというもの、風雅と母親の生活はその日の食べ物、寝る場所にまで困るほど、貧しくなった。

口止料だけで生きていたような2人には、かなり厳しい現実だった。

だが、幸いにも風雅は物心ついた少年に育っていた。

金が切れる前から、母親の異常なまでの愛に違和感を感じていた風雅。

その行動は、8歳の少年とは思えぬ程早いものであった。

裏での仕事案内所…表でいうハローワークでまだ働けない年齢だと知るや否や、周りの大人から参加自由型の依頼書をむしり取り、こなし続けていた。

失敗したのは最初の一回のみで、あとは全て完璧な仕事だった。


そして、時は流れに流れ、風雅は成人を迎えた。

その頃になると、裏での立場も変化し、周りを見れば知り合いばかり。

正式に風雅を雇いたいという者との契約も完了。

知り合い、という関係だけでなく、兄貴分や友人、ライバル、仲間、上司、恩師など様々な人々との繋がりもあった。



「さてと。仕事も無事に終了した事だし、母さんになんかプレゼントでも…いや、此処は母さんの好きな焼き鮭で茶漬けにするか。やっと母さんに暖かいご飯、自分の力で食わせてやれるぜ…」


そう言って、風雅は初任給を手に、軽い足取りで馴染みのスーパーへと向かうのだった。

スーパーと言っても、暴力団がカムフラージュの為にやっている…話だけでは怪しさ満点だ。


カランコロンカラン

ドアチャイムが軽快になり、ジャズミュージックが漏れ出す。

佇まいは寂れたBARにしか見えないが、中は案外広く、スーパーというより、コンビニみたいな店。

それがこの店『雪柳』である。


「おーい、雪兄!いるなら返事してくれ〜!」


中に入るや否やそう叫んだ風雅。

その表情には、嬉々が浮かんでいた。

それだけで、雪兄という者との関係の深さが伺える。


「チッ…誰だ!俺の店で大声上げてる馬鹿は⁉︎」


奥から出てきたのは、不機嫌そうに眉間に皺を寄せた銀髪の男。

端正な顔立ちは貴公子を連想させる。だが、切れ長の瞳と鍛え上げられた肉体、纏う雰囲気が只者ではない事を物語っている。

それが風雅の兄貴分、風柳(かぜやなぎ)組若頭 朝霧(あさぎり) (ゆき)だ。


「…って、ふうたん⁉︎」


「おう、久しぶりだな雪兄。それで早速なn」


雪は風雅だと気付いた途端、ギュッと風雅を抱き締めた。


「ふうたん、相変わらず可愛いなぁ…もうしばらく顔見せないから心配したんだぞ〜!あぁもう、可愛すぎる!マジ天使だ…俺の嫁!」


…ただの兄貴分ではない。

…ブラコンだ。しかも極度の。

いや、正しくはブラコンではなく、風雅を溺愛する兄貴分だ。

兎に角、雪は風雅の事になると甘々になり、態度や表情が柔らかくなるという、ギャップ激し過ぎ人間なのだ。


「ちょ、ちょっと!雪兄、暑い!」


そして、毎回風雅は抵抗しまくり、脛か鳩尾に1発入れるまで終わらない。

そんなじゃれ合いを終え、風雅は焼き鮭のパックとお茶漬けの素を買い、雪柳を後にした。


帰る途中、雨に降られ、ずぶ濡れで家に着いた。

正確には、家ではなくオンボロアパートの一室だが。

鍵を開け、さあ入ろうとした時だった。

風雅が違和感を感じたのは。

いつもはきちんと施錠しているはずのドアが、数センチ開いた状態になっていたのだ。

首を傾げ、中に入った風雅が見たのは、薄暗い部屋と赤い…赤い、血溜まりの中に横たわった母親の姿だった。

胸には鈍く光る刃。


「か……かあ、さん?……母さん!」


そう叫び、駆け寄った。

その際に触れた肌は、既に冷たく、血の匂いが鼻を刺激した。

動揺し、注意力など皆無に等しい風雅。

無防備な背中へと、鋭き刃が突き刺さり、首の裏は深く斬り込まれた。


「カハッ!…なに……が…ど…なって……」


風雅は母親の上に力無く倒れこんだ。

倒れこむ直前に見たのは、黒装束だった。


風雅は、激痛と薄れゆく意識の中で、ポツリと呟く。


『…普通に…楽しく生きていたいだけ…なのに、な』


震える体で、自嘲的な笑みを浮かべ、風雅は意識を完全に手放した。



「産まれる世界を間違えたな、少年。いや、****か。」


意味深な言葉と共に、黒装束は忽然と姿を消した。

どうでしょうか?

主人公の過去を辛いものや苦労ものにするのが、作者の好み?みたいなものなので、書いてる作品みんなそうなってます。

あんまり上手く書けないんですがね。

今回は三人称や一人称をごちゃ混ぜにした転生ものが書きたかったので、書いてみました!

おっと、そろそろ作者は退場しますね!

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