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ゴミ
僕の夢がゴミになって何年がたっただろう
未だに部屋の隅に居座ったそのゴミは
なかなか出て行ってくれそうにない
大きなそのゴミはドアから出すこともできなくて
固くて頑丈なそれは燃やすこともできなそうだ
僕が捨てられないうちにもどんどんゴミは大きくなって
ついには僕を押しつぶしそうになる
だけど、友達が家に来るとそのゴミは小さくまとまって見えなくなるんだ
僕のゴミはまだ夢なのかもしれない
そんな風に思ってから数年
今もまだ部屋の隅にいるこの夢は
大きくて燃えなくて頑丈で
でも僕を押しつぶすことはなく
ずっとそこにいてくれる
友達の前でも小さくならなくなったそれは
僕の夢
今も昔もずっと夢のまま




