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引越し
僕がそこにいなかったこと
君が知ったら怒るだろうか。
言えないことがたくさんあった
分かち合えない思い出は抱えきれない
体温計でズルして休んだ日
君と会えなかったあの日
最後の日と知っていたら
僕は学校に行っただろうか
そこに君がいないこと
もう重ねられない日々を思うだけで
そんな当然を思うだけですぐに景色が滲むんだ
同じものを見たかった
同じことを感じたかった
同じ気持ちじゃなくても、そばにいられるだけでいい
変わっていくのなら
すべての君を見ておきたい
居なくなるのなら
居たことをしっかりと覚えておきたい
地球で一番幸せだったあの頃の僕を君に見せたい




