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未来図


少年は手にしたんだ嘘みたいな未来図を


それを掲げ走りだした。

まだ暑い、あの夏の空を



敵しかいないと思っていた世界は

想像よりも少しだけ優しくて


人を傷つけるはずの言葉は

誰かを救うことにも気づいた



飛び出した新しい世界はどんな場所なのだろう。

本当に必要なものなんてきっとない。



正々堂々、そういう正義があることを知って

惨めな自分を悔やんだ日もあった。



いつか、振るいあげた拳を下げる日が来るまで

少年は走り続ける。



未来図に、新しいページが、今、記される

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