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ツバサ


背中にあった翼は君と共になくした

空を飛ぶ術を失った僕の一日が何も言わずに終わっていく


月が丘を昇り、蛍が飛び交う

地面から飛び立てない僕は小さな穴の中で丸くなって眠った



君を取り戻す。そんな事ばかりを考えていた

枯れた声は届かず、伸ばした手は空高く飛ぶ君には見えもしない



落ちた涙は小さな雫となって地面に消える



僕が目を上げると、そこには君が立っていた



もう翼は必要ない

大地を踏みしめて

君と共に生きていこう


君が僕のツバサ

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