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爆弾
僕が何を書いたって誰も読んでくれなんかしない。
何か言ってくれなんかしない。
金にもならないし
ただ時間を無駄に使っていく。
この六疊一間が僕の城
毎日同じ言葉を吐いて、捨てて
武器を持たない僕は
武器を持てない僕は
この部屋でせっせと爆弾を作る。
僕の作ったこの爆弾で
いつか世界を驚かせるために
僕を社会につなぎ止めるのは
たった一枚の紙とペン。
紙とペンから生まれた僕の爆弾が
いつかどこかで爆発するように
今日も
「今に見てろ」って
僕の爆弾は
まだ爆発しない
いつか日の目を見る日を
今日も待っている。
原稿用紙の中から世界を見上げてる




