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靴紐
自分で自分を踏んづけて
ふと下を見たら靴紐がほどけていた。
欠陥だらけの僕は
自分の靴紐さえ結べない。
結ばれない靴紐は
地面にこすられ短くなって
とうとう結べなくなってしまった。
僕の心の糸はまだ誰かと結べるだろうか
擦り切れた僕の糸を
手繰って手繰って
靴紐も結べない僕に
誰かとつながるなんて
一人ぼっちが当たり前だった
ひとりぼっちの僕は
口を閉じた。
大声で叫ぶ心を押しつぶして。
誰かと繋がりたい心は今日も叫んでる。
僕の心の糸が擦り切れてなくなる前に
誰かと結ばれるのを願って




