表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/355

海色

すべての生みの親である海は、自ら生み出した小さな子どもたち、その全てを包み込む包容力を持っている。



もちろん私達、人間も。




母なる海に愛され、ときに試練を与えられ、人間は成長した。



人間は、母を知ろうとする。

どんなふうに生まれ、どんなふうに死ぬのか。


人間は母を知ろうと海へと向かう。


その度に母なる海は異なる表情を見せた。



来るものを拒む激しいうねりや波浪。

すべてを溶かしこむような音のない深海の世界。



それはまるで、季節や時間によって色を変える海色のよう。



人間は、未だ母を超えられない。

そのすべてを知ったとき母なる海は、私達にどんな表情を見せ、そして私達の目に母はどんな海色いろに見えるのだろうか。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ