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吐息
見上げた夜空で星をただ数える。
たった一秒が不安で。
私は歩いた。
月明かりが映した、黒い、黒い影に飲み込まれそうで
飲み込んだ溜息と
吐き出した白い吐息。
空に吸い込まれて消えていく白い息
もしも集めて雲が作れたら
大声で泣けるような嵐を呼んでくれるのかな
形のない幸せを、空っぽになった心に詰め直して。
例えそれが、淡い幻想だったとしても。
私の漏らした白い吐息が誰かを包んで
その手を温めてくれる。
そんな日を願って
今日も私は夜を迎える。
見上げた夜空で星をただ数える。
たった一秒が不安で。
私は歩いた。
月明かりが映した、黒い、黒い影に飲み込まれそうで
飲み込んだ溜息と
吐き出した白い吐息。
空に吸い込まれて消えていく白い息
もしも集めて雲が作れたら
大声で泣けるような嵐を呼んでくれるのかな
形のない幸せを、空っぽになった心に詰め直して。
例えそれが、淡い幻想だったとしても。
私の漏らした白い吐息が誰かを包んで
その手を温めてくれる。
そんな日を願って
今日も私は夜を迎える。