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心音

私の指が、いつもの場所、お気に入りの場所へ伸びる。

六弦の三フレット


しん…としていた部屋に流れだしたのは、リズムもバラバラ、歌詞はアドリブのへんてこな曲。

それはまるで、真っ白な壁に音色を塗りつけるような。



歌っているのも、聞いているのも私だけ。



一人きりの音楽室。私が、私の心を掻き鳴らす場所。

誰かに見せるわけじゃない。私の、私だけの。



才能なんて何一つない。

それでも私は、心を音に乗せて。



私の心の音は君に届くだろうか。


今日も一人。

一人っきりのロックショー。

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