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淡月の空
淡い月に見とれてしまうから
自分の足元も見えずに
沈んだ太陽を見ようとしてしまうから
近い未来さえも見えないの
転んだことにさえ気づけない私は
今日も笑われていることに気づかないふり
足も、腕も
ただただ惰性で動いてる
急いでいるのは
みんなが先に行ってしまう気がしたから
透明な言葉で自分を守って
それでも胸が痛いから下を向くんだ
先へ行くみんなに追いすがるように
動かした手足は
今日も宙を掻くの
たった一人で息が出来たなら
きっともう朝は来ないのだろう
遠い空
淡い朝焼けの夜空




