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白夜
今日は僕の好きな夜が来ない
太陽はいつまでも大地を照らし
ほんのわずかな闇は路地裏に逃げ込んでしまった
いつものように星を見ることもできない夜は
花束を持って外へ出かけるんだ
花束は僕へ
僕の中にいる悪魔と、そして天使へ
和解の花束で僕を僕にしておくれ
一人の僕は
毎晩眠る僕を見る夢を見る
起きた僕は寂しくて
空を探すけど
小さな窓から空は見えないんだ
朝でも夜でもないこの世界は
僕じゃない僕をなにか変えてくれそうで
僕は見えない星を捕まえようと手を伸ばしたんだ
もうすぐ僕にも太陽が昇るように




