表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
112/355


しとしと――


空から落ちた雫は水面へ小さな波を生み

そこに浮かぶ木の葉をわずかに揺らした


動き始めた木の葉は少しずつ風に運ばれ

やがて、広い、広い海へと流れ着く



波に飲まれ、冷たい海の中へと沈んでいく木の葉へ

手を差し伸べ救い上げるものは

きっといないのだろう



沈んでいく木の葉を見やるように

太陽はその暖かい日差しを海へと降らせた


それは海を空へと巻き上げ

天高く登った海は、やがて雲へとその姿を変える


やがて遠い空まで旅をした雲は

その姿を再び変え、雨として大地へと降り注ぐ


その雫は恵みとなり

新たな命を育むのだろう


自身が飲み込んだ木の葉をどこか思い出すように

今日も雨はしとしとと降り続ける

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ