第一速「免許をとろう!」
野上博友です。最初は免許編ですが徐々に本題に入って行きますのでよろしくお願いします。
関西のとあるボロアパートに男の声が響き渡る
「やっぱ車はドシャコタンやって!」
「アホか達也!今時そんなベタベタの車乗る物好きが何処におんねん!車はな!さりげないシャコタンが一番渋いんじゃ!第一お前免許持っとらんやろ!」
「ケン、俺はな…2ヶ月前から教習所通っとんねん、働いてないお前と一緒にすな!」
「誰が働いてないないやと?バカにすな!ちゃんと働いとるわ」
「ほな職業言ってみろや」
「自宅警備じゃい!」
「単なるニートやろ!その点俺はしっかりしとるで!仮免も一発だったし…学科もまずまずや、明日合格発表や」
「ほう…ほな落ちる事期待しとるで!」
当日
「うわぁ…さすがに緊張してきたの〜…あ!」
「お!タツやん!」
「零!最近見ないな思ったら!お前も免許か?」
「そ〜や!今は免許持っとるか持っとらんかで人生変わるからな…ま、後少しでシャコタンのクラウンやら乗ってナンパしまくりや!」
「ほ〜…ナンパか…そう言えば今違法改造車が女ウケ良いって…」
「あ〜…何かそれ俺も聞いたことあるわ〜…ところでお前…車は何にするん?」
「俺は…ミっちゃんに聞いてみるよ…」
「未来先輩か…確か走り屋のチームみたいなのやってなかったっけ?」
「車は日産で見た目が良ければ何でもいいかな」
「そうか…あ!そろそろ合格発表やで!」
「まじっ?やべえやべえ」
タッタッタッタッタッタッ
ガヤガヤ…ガヤガヤ…
「おう!タツやん何番?」
「82番や、お前は?」
「クックック…71番や!俺の勝ちやの?」
「ケッ!!」
「お!71番光ったわ!合格や〜!」
「・・・・・・・・・」
「ほなまたの〜タッツやん!」
タッタッタッタッタッタッ
「・・・・ンの野郎!」
ピカッ…ピカッ…
ほとんどの割合で番号掲示板のランプは点くが…落ちたものも少くない…お願いします。受かってください!神様!!仏様!!!千手観音様!!!!…
俺がそんな念を唱えていると…
ピカッ!(82番)
「あ…あぁ…ご…合格?受かった?…はは…やた…やったぞ!受かったぁぁぁ!!」
こうして免許を取り…後から俺も零も環状族にどっぷりとハマるわけだが、それは少し先の話?……………
免許編どうでしたか?御意見、御感想、御叱りの点ありましたら、感想欄にお願いします。次回からのあとがきは、登場人物紹介になります。