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パラレルワールド  作者: これからの人
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今の自分

構想中

 休日の土曜日昼下がり、街の中の散策で、たまたま歩いていて、ショッピングセンターの正面入り口脇にある宝くじ販売所にいる40代ぐらいのおばさんのカウンターからマークシートを手に取る。浮かんだ数字を6ケの数字をマークシートに記入し、黒く塗りつぶし、1口200円で5口1000円分購入した。

 そして、自宅に帰り、当選結果を照合すると・・・、なっなんと、「やった!6億円当たってる」と気付き、早く交換しなきゃと思った矢先、インターホンから「ピンポン、ピンポン・・・ピンポン」と連打の音がした。誰だこんな時間に何だと近づき、ドアを開けたところ、目覚まし時計があった。5:30を指した針で、電子音ベルの鳴り響く音が「ジリジリジリ・・・リン」となっていた。何か聞き覚えがあるなぁと思っていたら、ふっと目が覚めて、夢であったことに気付いた。

 「チックショー」いい夢だったよなと思いつつ意識朦朧のなか、テレビの目覚ましタイマーのスイッチONとスマートフォンの目覚ましソングにより、目が覚める。いつも日常の事だ。起きたと同時に、カーテンを開き、窓を開け、息も凍るような風が部屋のなかに吹き込んでくる。蒲団を揚げて、たたみ、押し入れにおく。そして、6:00にご飯が炊けると同時に、昨晩の味噌汁を温めて、朝食をとった。炊飯器のご飯は、毎日2合炊く。1合ちょっとを朝ごはんで食べて、残りを弁当に使う。最近のいわゆる弁当男子である。毎日、朝はこれだと決めているテレビ番組を見ながら、朝食を食べ、歯を磨き、ネクタイを締め、作業着を着用する。

 私の仕事は、東証一部上場の大手集合住宅土地活用ハウスメーカーの現場監督である。大学の工学部建築学科を卒業し、新卒でそのハウスメーカーに就職してからずっと今の会社にいる。現場の朝は早いので、8:00までに現場に行くため、ビジネスバックに弁当箱、水筒を入れて、忘れ物がないのを確認する。入社してから、6年目になるが未だに、結婚もしていないし、彼女もいないので、「行ってきます」と心に語りながら、玄関ドアを開ける。1年目に新車で購入した車のエンジンをかけて出発する。

 通勤の間、運転しながら色々と考えてしまう。

 色々と考えてしまう訳は、はなすと少々長くなるが、話は6年前に遡る。入社直後は、東京で2か月間研修をして、異動辞令が出て、長野県に配属になった。異動経歴としては、東京本社に2か月、長野県に2年間、新潟県に3年間、福島県に居て、今に至る。ちょうど今が2014年であるので、東日本大震災から2年ほど経ち、郡山にいる。

 震災エリアというのは、通常エリアに比べると業務がその分多いので、事務整理などの処理で非常に疲れる。それなのに、1年目2年目の上司が人事部の故意により、6年目にまた巡り会ってしまった。また、この上司が厄介で、いわゆるパワハラなのである。支店の他の社員がいる前では、ちょっかいを出すような一面があるが、個室に呼んだり、現場で一対一になったときに、パワハラトークが炸裂するのである。そんな生活が2年あって、空白期間が3年あり、また、最近いっしょになってしまった。

 そして、そうこう考えているうちに支店に到着した。支店に到着後、図面とデジタル機器を鞄に入れ、現場に直行する。朝は、このスタイルが一般的である。現場で朝礼を実施し、現場監督業務をこなし、昼過ぎに支店に帰り、日報入力、予算処理、工程調整などの事務整理を行い、帰宅する。そして、また朝が来る。

 そうして過ごしていた中で、ちょうど最近2月のはじめにパワハラ上司に言われたのが、協力業者にFAXを送信したときに番号が間違っており、うまく送信できなかったときに「この番号は使われておりません。番号をお確かめになって再度送信を御願いします。」とエラーメッセージが聞こえた時である。「おまえも使われてないんだから、このFAXと一緒じゃねぇか」と支店の他の社員がいる前でも平然と言ってくる。このほかにも、いろいろと・・・心当たりがある。そんなこんなで、4月から1年間言われ続けていたこともあり、半分うつ状態になってしまった。それにより、上司に会社を辞めると言い放ち、会社を辞めることにした。「理由は、・・・?」と聞かれたが、辞める際に揉めたくもなかったこともあり、実家の父親の体調が悪いので、実家の店を継ぐということを理由に辞めることにした。半分うつ状態でいたこともあり、お世話になった先輩方や同期入社の仲間にもずっと離さずにいた。

 そうして、時が経ち、送別会をしてもらい、3月末に退職する事となった。

構想中

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