ミッションⅡ:兄貴救出
ブラコン双子って幸せ呼ぶって思ってます♪…つまり、ブラコン双子が食べたいんですo(^-^)o
「兄貴っ!!」
椎葉から入部届けを貰い、そのまま職員室へ行き、退部届けを2枚貰って俺等のクラス、<1のC>へ。
「どうして遊部に入ったんだよっ!」
机に手を叩きつけながら、呑気にイチゴオレをちゅーちゅー音を立てて飲む兄貴に問い詰める。
「だって楽遊くんが、入部したらイチゴオレくれるって言ったんだもん。」
アイツか…。
「……あのね兄貴。それは賄賂って言って、受け取ったら警察に捕まっちゃうんだよ?」
…ぶしゃーーーーっ!!
盛大に口からイチゴオレを吹き出した兄貴は「あう…、う…、ぬぅ…。」とあたふたしながら取りあえず、『いつも通り』、俺に抱き付く。…注意、兄貴はパニクると俺に抱き付くクセがある。
「どうしよっ!どうしよっ…!流星…!僕…捕まっちゃうの?」
よしよしって頭を撫でて「大丈夫。」って言ってやると、「本当?」と上目遣い。…あぁ~!もうっ!
「きぃちゃん可愛いっ…!本当可愛いっ!食べちゃいたいっ!食べてイイデスカっ!」
周りから盛大な黄色い声。
隣に居たヒナの呆れ顔+ため息。
「流君って極度のブラコンだよね。でも、そこを含めて愛してるから良いんだけど。」
ヒナは自分のハンカチで、兄貴から浴びたイチゴオレを吹いてくれた。いつもはストーカー幼なじみだけど、こういう時、女子だなって思う。
「あっ、ちなみに今の、ちゃんと録画しといたから。」
はい、訂正。
何があってもヒナはヒナ。ストーカーです。
「今の動画、百円でどう?あと、さっき撮った写真、1枚二百円っ!」
「はぁっ!!!?」
どゆこと?
「私は流君と輝星君で生計立ててるの。一年は遊んで暮らせるよ。」
「「!!!!?」」
しょゆこと。
流石に兄貴も驚いたようだ。
「ほら、退部届け出すんでしょ?」
「あっ、そうだった。」
スクバから退部届けを取り出して、超後ろ髪引っ張られながら、兄貴をひっぺがす。
「兄貴、遊部は退部……」
「やだよ♪」
言葉をさえぎられて、即玉砕。
「にーにぃぃぃぃぃぃぃっ!!!!??」
ミッションⅡ:兄貴救出・失敗っ★
みんなの呼び方!
流星…☆輝星を普段は『兄貴』、ブラコン発動時『きぃちゃん』、自身がパニクると『にーに』と、3タイプ。ヒナは『ヒナ』。楽遊は『アイツ』『椎葉』。一人称→俺。
次回は、輝星・ヒナ・楽遊について☆