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ー第8話ー

更新遅くなりました、すいませんでしゅ


ちょっと短めです

「それじゃ、出発するよ」


「皆様、お気をつけて」


執事のマイルさんに見送られ、創輝、ミューリ、フラーク、ケイラ、ハシューの5人は、王都に向かって歩きだす


しばらく歩いて、森の街道を抜けてるとき、創輝がつぶやく


「なんか意外ですね」


「何がだい?」


「こう、もっと大所帯で行くのかと」


「ははは、確かに僕たちのような身分でこんな手薄な移動をする家はないだろうね」


「やっぱりそうですか…まあ、俺もそのほうが気楽でいいけど」


「でも、元々そういう生まれじゃないから慣れないし、僕は守ってもらうより自分も含めて、自分で守りたいから」


「俺たちにとっちゃ好都合で何よりだなァ!!」


バッと全員が警戒態勢に入る


周りには汚らしい格好の男たちが取り囲んでいる


「賊か…」


「俺は何人くらいやれば?」


「いや、攻めは僕がやる、創輝は3人を守ってやってくれ」


「了解」


2人は不敵に笑って構える


「ごちゃごちゃ言ってんじゃねえ!!おら!!おめぇら!!奪ってやれぇ!!!」


一斉に賊たちが飛びかかってくる


全員が構えた瞬間…


賊たちが突風に吹き飛ばされる


「はぁ…めんどくさい、まったく…」


1人の男が木の上からくるくると回転しながら降りてくる


「やあ、フラーク」


「ひさしぶり、お前も大変だな」


「ライナードさん!?」


「おう、この前ぶりだな…鹿内、とこの前は悪かったな、嬢ちゃん」


「むぅ…」


「そう怖い顔すんなや、っととりあえずこいつら目覚ます前にとっとと行こうか」


周りを見ると賊たちが泡を吹いて倒れていた





「いやぁ、あの学園長、自分であの子が気になるから襲って実力見てこい!!なんて言うくせに、今度はお前が襲ったんだから謝ってこいだぜ?」


「ははは、あいつも相変わらずだな」


「二人は知り合いだったの?」


「あぁ、昔ちょっとな…そんなことより、もうすぐ着くよ」


「創輝は初めてだったよね、きっとビックリするよぉ」


「そうなのか?じゃあ、期待しとこうかな」


目の前に木で出来た大きな門と長くて高い壁が見えてきた


門の横に小さな扉の前に全員はやってきた


フラークが扉の横に手をかざす


ピピッという電子音のあと扉が開く


「まさか…静脈認証…?」


「ストライト家の方々でしょうか?」


中にはスーツを着た若い女性が立っていた


中は無機質な金属で出来た部屋で照明であかるく、創輝の居た世界よりも未来な技術が使われていそうだ


「そうだよ」


「そちらのお二人は?」


「あぁ、俺は…っとこれだ、ほいよ」


ライナードはカードを差し出す


女性は受け取ると機械に差し込む


しばらくすると機械からカードが出てくる


「こちらご提示ありがとうございます、認証できました…そちらは?」


「こっちは鹿内創輝だ、話は通してあるはずなんだけどな」


「あなたがですか…」


女性が創輝を見つめる


創輝もじっと見つめ返す


(この女の人、さっきから隙がない…)


女性が少しプレッシャーをかけてくる


ちょっと武道をかじった程度の生半可な人なら動けなくなり、ある程度戦える者でさえ逃げ出す程だろう


しかし、創輝は女性に笑顔を返した


「わかりました、話は聞いています、ですが念のため、身分を証明できるものはありますか?」


「えーと、コミュニティー手帳なら…」


創輝は手帳を渡す


「お預かりさせていただきます」


女性がデスク前の椅子に座りボタンを押すとホログラムのディスプレイとキーボードが現れる


女性がしばらく操作するとさっきカードを入れたところからカードが出てくる


「はい、こちらがコミュニティー手帳で、こちらが登録カードになります」


「どうも、ありがとうございます」


「では、改めて、王都、またの名を…科学都市シュライクへ」



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