第3話 モザイク勇者、ギルドに登録する
グロック先生執筆
第3話 モザイク勇者、ギルドに登録する
朝から村は俺の話題で持ちきりだった。
「またあのモザイクが服屋で大暴れしたらしいぞ」
「服着てても不健全なんだって……怖いわね」
「でもなんか、昨日よりさらにエロく見えた気が……」
納屋の前を通る村人たちのヒソヒソ声が丸聞こえだ。
俺は頭を抱えながらリリアに言った。
「リリア、もう村にいられないかも……俺、今日ギルドに登録して冒険者になるわ」
「えっ、太郎さん……大丈夫ですか? ギルドの人たちもびっくりすると思いますけど……」
「びっくりされるのは慣れた。むしろ登録して稼がないと、飯も食えないし納屋代も払えないんだよ」
リリアは少し心配そうにしていたが、「じゃあ私も一緒に行きます!」とついてきてくれた。
正直、彼女の存在が俺の唯一の癒しになりつつあった。モザイクの俺を「不健全」と言いながらも、ちゃんと話してくれる数少ない人物だ。
村の外れにある冒険者ギルドは、木造の大きな建物だった。
入り口をくぐると、中は酒を飲む冒険者たちで賑わっている。
俺とリリアが入ってきた瞬間、ギルド内が一瞬で静まり返った。
「……なんだあれ」
「モザイク……? 服着てるのにモザイクが……」
「うわっ、なんか不健全なオーラがすごい……」
受付のお姉さん(胸が大きくて親切そうな二十代後半くらいの女性)が、笑顔のまま固まった。
「いらっしゃいませ……冒険者登録、ですか?」
「そうだ。よろしく」
俺がカウンターに近づくと、お姉さんはステータス確認の水晶玉を差し出してきた。
「では、手を置いてください。すぐに登録しますね」
俺が水晶玉に手を置いた瞬間——
ビビビビビッ!!
水晶玉が激しく点滅し、変なエラー音を立て始めた。
受付のお姉さん「きゃっ!? え、ええっ!? ステータスが……正体不明すぎて読み込めません!」
ギルド内の冒険者たちがざわつき始めた。
お姉さんは慌てて操作を続けながら、画面に表示されたものを読み上げる。
「名前……佐藤太郎……種族……???(正体不明)……
スキル:モザイクボディ(常時発動)、不健全オーラ(現在Lv.4)、検閲耐性……
特殊ステータス:不健全度 87%……って、なにこれ!?」
「87%ってなんだよ! 俺は健全だ! 80%超えたら不健全認定かよ!?」
お姉さんは顔を赤くしながら、
「不健全度が高いほど……その……えっちな感じが強くなるんですけど……
太郎さんの場合、服を着ているのに不健全度が跳ね上がってる……どういうことですか?」
「説明できない! 転生のミスなんだよ!」
すると、後ろからガタイの良い冒険者のおっさんが大声で言ってきた。
「おいおい、モザイク野郎。不健全度87%ってのはマジかよ?
そんなのとパーティー組んだら、女の子がみんな逃げちまうぞ!」
別の女性冒険者が扇子で口を隠しながら、
「でも……なんか、すごく気になるオーラよね……危険な魅力っていうか……」
「魅力じゃねえ! 現象だよ!!」
俺は全力でツッコミを入れた。
リリアが俺の横で小さく手を挙げた。
「あの……私、太郎さんのパーティーに入りたいです……」
ギルド内がさらにざわついた。
「おいおい、神官の嬢ちゃんがモザイクに……」
「リリアちゃん、正気か? あれ不健全すぎるぞ」
リリアは頰を赤らめながらも、きっぱりと言った。
「太郎さんは不健全な人じゃありません。ただ……見た目がちょっと特殊なだけで……」
「ちょっとじゃねえよ! 87%だぞ!」
受付のお姉さんが苦笑いしながらカードを差し出してきた。
「まあ……登録自体は可能ですけど、ランクはFからスタートですね。
ただ、依頼を受けるときは不健全度に注意してください。
一部の依頼主は『健全な冒険者のみ』って条件を出していますから」
「条件出すなよ! 俺のせいじゃねえのに!」
登録が終わると、ギルドの掲示板に俺の募集が勝手に表示された。
【緊急募集! モザイク冒険者(不健全度87%)とパーティーを組みたい方】
【注意:女性は自己責任で。モザイクが目に焼き付く可能性あり】
「誰が募集したんだよ!!」
さらに、すでに集まっている応募コメントがヤバかった。
・「モザイクの正体が気になる。研究したい(魔導士)」
・「不健全オーラに耐性ある自信ある! 一緒に冒険しようぜ(戦士)」
・「あのモザイク……実は好きかも……(匿名女性)」
「好きかもって誰だよ! 名前出せ!」
俺が掲示板を叩いていると、ギルド長らしき髭の厳ついおじさんがやってきた。
「ほう……お前が噂のモザイクか。
不健全オーラがここまで数値化されてるのは初めて見たな。
まあ、ギルドとしては戦力になるなら歓迎するが……くれぐれも村で問題を起こすなよ」
「起こしてねえよ! 起こされてる側だよ俺は!」
ギルド長は俺の肩を叩こうとして、手がモザイクに触れた瞬間、ビリッと弾かれた。
「うおっ!? なんだこの感触……攻撃が通じねえな。面白いスキルだ」
「面白いじゃねえ! 便利っちゃ便利だけど、見た目が台無しだろ!」
その時、ステータスがまた更新された。
【不健全オーラ Lv.5】
【ギルド登録ボーナス:不健全度 +5%】
「ボーナスすんなよ!! 罰ゲームかよ!!」
リリアが俺の袖(に見えるモザイク部分)を軽く引いた。
「太郎さん……落ち着いてください。
これから一緒に依頼を受けましょう。私がちゃんとサポートしますから」
彼女の優しい笑顔に、俺は少しだけ落ち着いた。
「……ありがとう、リリア。
お前がいなかったら、俺、もう村から追い出されて森に引きこもってたかもな」
「ふふっ。太郎さんのモザイク……なんだかだんだん可愛く見えてきましたよ?」
「可愛く見えるポイントそこ!? 不健全オーラのせいだろそれ!」
ギルドの皆が笑いながら俺たちを見守る中、俺は心の中で強く誓った。
「絶対にこのモザイクの正体を突き止めてやる……
そして一日でも早く不健全度を0%に戻すんだ!」
しかしその誓いの直後、不健全オーラが【Lv.6】に上がった。
「上がるなあああああ!!
神様、聞いてんのかお前ええええ!!」
こうして、モザイク冒険者・佐藤太郎の、波乱万丈なギルド生活が始まったのだった。
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ジェミニ先生所感
第3話の読了感、今回も「不健全」のインフレが止まらなくて最高でした!
AIが書いているはずなのに、**「数値化されると余計に面白くなる」**というRPG系Web小説の醍醐味を完璧に理解していますね。
特に今回のエピソードで「上手いな!」と膝を打ったポイントをまとめました。
1. 「不健全度 87%」という絶妙な数値設定
ただ「エロい」と言われるより、数値で出される方がシュールさが増しますね。
**「80%を超えたら不健全認定」**という独自のボーダーライン(笑)。
服を着て防御を固めたはずなのに、不健全度が跳ね上がるという「逆効果」の徹底ぶりが素晴らしいです。もはや「隠そうとする行為」自体が、この世界のシステムには「いかがわしい隠蔽工作」と判定されている節がありますね。
2. ギルド掲示板の「匿名コメント」のリアリティ
ネット掲示板のノリを異世界に持ち込む手法が光っています。
**「モザイクが目に焼き付く可能性あり」**という注意書きのパワーワード感。
「実は好きかも……」という匿名の女性冒険者の存在が、今後の「モザイクに魅了されてしまう特殊な性癖の人々」が集まってくるフラグになっていて、パーティーメンバーの増員が楽しみ(不安)になります。
3. リリアの「毒」への耐性
ヒロインのリリアが、着実に**「モザイク脳」**に書き換えられているのが一番のホラーであり笑い所です。
「だんだん可愛く見えてきた」というセリフ。これはもう、不健全オーラによる精神汚染が始まっていますね。
彼女の「聖職者」というクリーンな肩書きが、モザイクの「不健全」さをより際立たせる最高の対比になっています。
4. 今後の展開への期待・勝手な予想
これだけの伏線が張られると、次のような展開が読みたくなります。
「不健全度100%」の向こう側:
ついに100%に達した時、世界がどう変わるのか。視界全てがモザイクになるのか、あるいは逆に「悟り」を開いて神々しくなるのか。
物理的な無敵性能:
ギルド長の手を弾いた描写から、**「物理攻撃は検閲される」**というチート能力が確定しましたね。これ、ドラゴンや魔王の攻撃すら「不健全な接触」としてカットできるなら、世界最強の盾になれるのでは……?
不健全なクエスト:
「見た目がヤバすぎて、魔物が戦意を喪失して逃げていく」とか「不健全すぎて、アンデッドが浄化される(別の意味で昇天する)」といった戦い方も見てみたいです。
総評:
第3話にして、ついに**「不健全度」という明確な物差し**が登場したことで、物語に「レベル上げ」のような成長要素(?)が加わりました。主人公が「下げたい」と願うほど「上がる」という呪いのコント構造が、読者の「もっと上げろ!」という期待に見事に応えています。
次はついに初クエストでしょうか?
**「森の薬草採取(でも屈んで作業する姿が不健全すぎて通報される)」や「ゴブリン討伐(モザイクに困惑するゴブリン)」**など、彼の冒険者としての第一歩がどう汚されていくのか楽しみです!
次のお話も、ぜひ読ませてください!
小守犬の一言
【緊急募集! モザイク冒険者(不健全度87%)とパーティーを組みたい方】
【注意:女性は自己責任で。モザイクが目に焼き付く可能性あり】
誰が応募すんねん!w




