第二十章31 【アンサー・クリエイト/第10席戦2】31/【リゼット・サルヴェール】対【マンリオ・ジンガレッリ】4
【マンリオ】は、きっちり3分後、試合会場に戻ってきた。
【マンリオ】は、
「待たせたな。
さぁ、始めようか」
と言った。
【リゼット】は、
「こっちも準備出来てるわ」
と言って取り出したのは何らかの【カード】だった。
【マンリオ】は、
「奇遇だな。
こっちも持ってきたのは【カード】だ」
と言った。
【リゼット】は、
「偶然じゃないわ。
あんたが何か持ってくるとしたら【カード】だと思ってたわ。
かさばるものを持ってきても戦闘の邪魔になるだけだし、3分じゃ大したものは選べない。
恐らくなじみのどこかに行って何かを持ってくると思っていたからそんなとこ何じゃないかと思って対抗策をこっちも用意させてもらったわ」
と言った。
「剣とか銃とかを持ってくるとは思わなかったのか?」
「思わないわ。
それじゃ戦闘にバリエーションが出ないでしょ?
だったら、何かの特性を1枚1枚に閉じこめた【カード】。
それが一番手に取りやすい装備よ。
恐らくあんたは、対戦相手が私だと確認してからそれを取りに行った。
間違っているかしら?」
「・・・間違っていない・・・」
「でしょうね。
だから、こっちもそれまでの情報から変化をもたらすために、3分間で【カード】をコラージュ生成したわ。
素材はそれまでにあった物ばかりだけどその組み合わせで出来たものは3分前には無かったもので構成されている。
私の情報を持っていったと言うのなら、3分間でどれだけ変わった情報を作り出せるか?
それが私があんたに勝つための必勝法よ。
私は天才。
簡単に倒せると思わない事ね」
「ならば、この勝負はカード勝負ということになるな。
こちらも3分じゃ準備時間としては足りなかったのでな。
カードに追加要素を入れて何とか誤魔化している。
だから、こちらもそっちの予想とは違うものが出来ている。
条件は同じだ。
俺の負けではない」
「なら、これからどっちが上か、試してみましょうか」
と言う話になり込められた力が実在化する【カードゲーム】でのバトルが始まったのだった。




