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第二十章12 【アンサー・クリエイト/第10席戦2】12/フィナレエンデの17日間11

 【ヴィスクドゥオール】の言葉から、彼女の在籍しているチームは、不安定な力を持つ、様々な真の強者の遺伝子を持つ【真強者(しんきょうしゃ)娘子(むすめご)パズル(PUZZLE)クイズ(QUIZ)】チーム13名の中の1人という事になる。

 ただし、【ヴィスクドゥオール】はここで少し嘘をついている。

 彼女は現在、【真強者(しんきょうしゃ)娘子(むすめご)パズル(PUZZLE)クイズ(QUIZ)】チーム13名の中に入っていない。

 【超越】の第0位【最強ランク】の【ウェアリス(WEARLICE)マクスオヴァー(MAXOVER)】により決勝戦まで進めば25名に増えると言った追加メンバーの1名なのである。

 つまり、決勝で【芳一チーム】とぶつかるまで彼女はチームのメンバーではない。

 よって、彼女の情報を仮に、、【真強者(しんきょうしゃ)娘子(むすめご)パズル(PUZZLE)クイズ(QUIZ)】チームと同じブロックの3チームに売ったとしても、全く意味がないのである。

 それが解っているから、【ヴィスクドゥオール】はこの話を【フィナレエンデ】達にしたのである。

 そう考えるとかなりの策士であると言えるだろう。

 【フィナレエンデ】は、

『そうね。

 その提案、受けて上げても良いわ。

 ただし、お茶をして貰うわ。

 ティータイムの間だけは絶対に嘘は言えないと言う【存在ルール】を決めてお話をしましょう。

 【存在ルール】と言うのは・・・』

 と言うと、【ヴィスクドゥオール】は、

『嘘をつけば存在が消えると言う誓約だね。

 こちらもそれでかまわないよ。

 そのティータイム、お受けしよう』

 と答えた。

 【フィナレエンデ】は、

『受けていただいて嬉しいわ。

 ・・・という訳だから、貴女達、バクバク食べちゃだめよ。

 ゆっくりいただくの。

 そうしないとお話出来ないでしょ?』

 と言った。

 【姫都音】と【譚抜祈】は、

『『えぇ~?・・・ゆっくり食べると美味しくないふぉ/たぬ』』

 と言った。

 【フィナレエンデ】は、

『バクバク食べたら、レディーとしてお行儀が悪いでしょ?

 ティータイムにはマナーが必要よ』

 と言った。

 【ヴィスクドゥオール】は、

『引き延ばしたければ、貴女がゆっくりいただけば良いのでは?』

 と聞いたが、【フィナレエンデ】は、

『この子達は食べ終わって暇になると何するか解らないから』

 と答えた。

 【ヴィスクドゥオール】は、

『お子様をもてなす用意は他にも色々と用意してあるよ。

 私は貴女と話がしたいのでね』

 と言った。

 【フィナレエンデ】は、

『それを聞いて少し安心したわ』

 と答えたのだった。

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