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第二十章11 【アンサー・クリエイト/第10席戦2】11/フィナレエンデの17日間10

 【フィナレエンデ】と【姫都音】と【譚抜祈】の冒険に突然現れた謎の女性【ヴィスクドゥオール】は、奇妙な事を言った。

 【フィナレエンデ】は、

『そんな説明で理解出来ると思うの?』

 と言った。

 【ヴィスクドゥオール】は、

『そうね。

 これだけでは説明が足りないわね。

 ごめんなさいね、回りくどくて。

 でははっきり言うわ。

 私は、【第10覇王/テンス・オーバーロード】を決める戦いで貴女達が与している【チーム】と敵対している【チーム】のメンバーだって事ね。

 つまり、今は敵同士。

 でも将来的には協力関係になるかも知れない。

 なぜなら、【覇王/オーバーロード】同士、脅威に対して連携を取る可能性が将来的にあるからよ。

 どちらのチームが勝つにしろね』

 と言った。

 【フィナレエンデ】は、

『なるほどね。

 確かにそれならば納得が行くわね。

 まぁ、私達は参加出来ないから、応援しているチームって事で私達と敵対しているって事になるのね。

 理解はしたわ。

 でも納得はしていない。

 【敵】である今の内にしか出来ない事って何?』

 と当然の質問をした。

 【ヴィスクドゥオール】は、

『【等価進化(とうかしんか)】、または【等価成長(とうかせいちょう)】と言う私の異能だよ。

 【敵対者】に塩を送る代わりにこちらも同等の成長が出来ると言う力になるね。

 これは敵対していないと意味がない力だ。

 だから、私はあえて戦闘に参加しない君達に力を与え、戦闘に参加する私が力を得ると言う少し狡い思惑があって来たんだ。

 うちのチームを勝たせるためにね』

 と言った。

 【フィナレエンデ】は、

『そんな条件飲むと思うの?』

 と答えた。

 【ヴィスクドゥオール】は、

『完全にこちらが有利になる訳じゃない。

 お互い、成長した部分を知る事になるから君達は応援しているチームに私の情報を伝えれば良い。

 それにうちのチームは13名のこじんまりとしたチームだからね。

 途中で負けるかも知れない』

 と言った。

『13名・・・ずいぶん、少ないのね?』

『うちのチームが最小だと思うよ。

 そして、優勝候補ばかりのブロックに入れられた様だ。

 一敗も出来ない勝負をさせられそうだ。

 おかげでこっちも苦しい立場なんだ。

 何とか助けて貰えないかな?』

 と言う話になった。

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