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【プロットタイプ】合唱で歌わない子

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。

これは読者様の問題ではなく、私の問題。


詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。


注意事項2

作者は元から諭羅みたいな感じ。

なんか小生意気に斜めに構えてるんですよ。

『真面目だなぁ……。私にはなれないなぁ』って。


何時の時代でも正しさが全てを救える訳じゃない。だったら正論述べてたら全て救えるって思ってる。テストで満点取れそうな答えを並べれば、其れで正解だって思ってる。

でもそうじゃない。絶対にそうじゃない。相手が生きて、感情を持ってる人間ならば尚のこと。


合唱で歌わない人がいると『ちゃんとしなさいよ!!』なんて言う子、いるじゃない? あれを群衆に紛れてぼんやりと見詰める側の人間だった。

『何故怒鳴るのか理解出来ない』『話したところで通じる奴じゃないのに』『別に賞を取らなくても自分の成績に影響出る訳じゃないのに』そんな事を思うタイプの人間だった。

表面上だけ真面目に出来ても、裏側はそうでもない。面倒事は関わりたくない。それなのに、本当に良く頑張る『真面目さん』だなぁと思う。私には出来ないなぁ。何時もそう思ってしまう。

人間というのはその点、物凄く面倒で、面白い。型番通りに進んでくれない。だからその人にあった手法で相手に接する必要がある。

其れをきっとあの子は知らなかったのだろう。


夕暮れがとろりと差し込む放課後。何時も三人で集まるその場所に、何時もの様に三人定位置に腰掛けた。直ぐに物を書き始めるかと思えば、そんな事はなく、今日は雑談から始まった。

「委員長タイプの子って、本当にいるんだねぇ。私、知らなかった」

鞄の中から筆箱とノートを取り出している最中に、諭羅がそんな事をボヤいた。昼行灯の様に掴み所がなく、何処か浮ついている。その癖裏側にはひっそりと毒を忍ばせた様な物言い。皮肉を好んで止まない、此奴らしい一言だった。

「あー……合唱の練習? 噂で聞いたよ。いいんちょ、泣いちゃったって」

鏡花が少し戸惑った様な声でそう言った。俺達は他クラス故にその場に居合わせた訳じゃない。けれども鏡花は、風の噂で耳にしたのだろう。

其れを聞いて、何となく何があったか想像が着いた。まともにやらない奴が、リーダーの逆鱗に触れて、噴火したのだろう。

「無視すりゃ全て解決なのにな」

其れこそ俺の様に。ただ影のように。顔さえ覚えなければ、目にさえ触らないのに。それでも真面目だからこそ、何事にも向き合ってるから、結局そうなってしまうのだろう。

「ふふふ、そうだねぇ。でも」

諭羅は切れ長の目を見開いて、笑った。嗤った。

「互いが互いに『人』を知らないから。とても若い。青々としている。……そうであれば私も良かったのだけど」

合唱のコンクールどうしてました?

私は音痴なので程々に、口だけ開けて音量抑え目で歌っていたら、

『怪現象!! 秋暁を探せ!!』で全ての写真に映りました。

大草原不可避!! 探してくれてありがとうね!! 〇ちゃん。構ってもらえてスーパーハッピー☆


まぁでも男女共に、程々に歌ってました。

怒られて面倒なのは、分かってたから。

真面目に歌って、賞とって、どっか行くのも受験生だし面倒だったから。

というクラスの暗黙(噂で流れて来た)了解。

だから泣いたり、怒ったり、サボったりは無かったかな。


ただそんな問題、あるところはあるそうで。

少し驚いてしまいました。


理由を見ていたら、

『だって目立たないし』

『やりたくもない事を正義ズラして押し付けんなよ』

『同じ目的意識を持つことが気持ち悪い』

等々。


取り敢えず私が委員長なら、

『目立たないからなんだ!! 私だって目立った事ない!!』

『うるせー!! 私だって辛いだいっ!!』

↑↑↑賽の河原で岩崩しする鬼をご想像下さい。

と返して起きます。


ただ平常運転ならば、ニヤって笑いながら、

『じゃあ君が歌わない人の分まで声出してよ』

『上手くやろーよ。口だけ開けてりゃすぐ終わるんだよ? 問題解くより楽じゃない?』

と返すと思います。


反抗する相手の気持ちを、自分の意見ちょびっと曲げて受け入れて上げるのが大事。

嫌なら嫌で良いよ。そう思ってんの君だけじゃないし。

ただ体裁が悪いから口だけ開けてね。口パクって分かる?

そんな事を、禁止のお菓子ぼーりぼりしながらやります。


綺麗事述べたところで、不真面目で面倒臭がり屋なんですよ。出来るだけ楽して生きたい。

今残ってんの、灰しかない。芥しかない。

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