第〇集:登場人物用語紹介(随時更新予定)
※こちらは小説【螢惑守心の煌仙子】の用語集です。
※歴史上、実際にあった官職も書いてありますが、ファンタジー作品の性質上、オリジナルの要素も多く含まれます。
※随時更新いたしますので、もしこちらの用語集が物語のネタバレのようになってしまったらすみません。
※こちらの情報を絶対にテスト勉強などには使用しないでください。悪い点数どころではなく、先生からこっぴどく怒られる可能性があります。
【皇宮・後宮】
・皇帝……簫 祁玉。元第二皇子。嫡出。皇弟 (元第三皇子)とは母親は違えどとても仲が良かった。六十五歳。
・皇后……正室。皇弟の母親とは同郷で親友だった。
・皇太子……嫡子で皇長子。二十九歳。
・太皇后……皇帝の嫡母。八十二歳。
・太皇太后……皇帝の祖母で皇后位についていたことがある女性。崩御している。
・親王……皇太子の兄弟。
・郡王……皇太子の兄弟。親王に冊封されていない皇子のこと。
・長公主……皇帝の姉妹。
・公主……皇帝の娘。
・郡主……親王の娘。
・貴妃、淑妃、徳妃、賢妃……皇后に次ぐ后たち。
・妃……それなりの地位の后たち。
・嬪……後ろ盾となる家の地位が低かったり、そもそも後ろ盾がない位の低い后たち。
・禁軍……皇宮守護を任されている正規軍。その数六万。
・禁軍大統領……禁軍主師。衛氏。
・太師……皇帝家の教育係。姜氏。皇太子には太師世子がついている。
・占星術師……後宮に仕える磁魂をもった存在。
・太監……宦官。皇宮、後宮内で皇族の手足耳目となってお世話をするひと。
・御林軍……皇帝の近衛兵。
・錦鏡衛……皇帝直属の警察諜報機関。主督は汪 琰州。
・太医……皇宮内医師。皇族またはそれに準ずる地位の官吏のための医師。
・宗室……皇帝と皇后の嫡出子の一族。
・九泉廷……奴婢となった元貴族を収容する建物。罪を犯した成人男性は牢獄へと繋がれるが、女性と子供は奴婢として仕事を教え込まれ、そのうち各邸へと買われていく。ただ、見目麗しい者は特別な教育を受け、男女関係なく宴に彩を添えるための舞子や楽士になる。その過程で妓楼に買われたり、貴族の情人として購入されることもある。
【皇兄英王府】
・皇伯……簫 祁潤。皇帝の兄。元皇長子。嫡出。英王。七十二歳。
・英王妃……英王の正室。瑞泉軍元主師の娘。
・英王世子……簫 青爽。宗室。英王の長子。郡王。現在、瑞泉軍主師。四十八歳。妻の父が瑞泉軍元主師。
・英王世子妃……英王世子正妻。兵部尚書の娘。
・英王世子長子……簫 祐玄。十八歳。
【皇弟弥王府】
・皇弟……簫 祁生。皇帝の弟。元第三皇子。庶出。弥王。梅寧軍主師。十七年前の戦で死亡。母親は故貴妃。生きていれば六十三歳。
・弥王妃……弥王の正室。皇后と同族の公主。毒を飲み自害したと言われている。
・弥王世子……簫 桃鳳。梅寧軍少師。十七年前父親と共に死亡。軍医だった姜氏とは親友であり義兄弟でとても仲が良かった。生きていれば四十歳。
・弥王世子妃……弥王世子正妻。禁軍大統領衛氏長女。身籠ったまま首を吊って自害したと言われている。生きていれば四十歳。
・弥王世子長子……母親の胎内で死んだと言われている。生きていれば十六歳。簫 玲瓏。
【姜侯府】
・父……姜 董青。宗室、綺珠長公主次子。父親は太師世子。弥王世子の親友で義兄弟。元梅寧軍軍医。十七年前の戦において唯一の生き残りと言われているが、記憶喪失で当時のことはまるで覚えていないとされている。現在は宮廷医師。診療所、蜜柑堂堂主。主人公の人間の父。四十二歳。
・母……姜 林蘭。宮廷医師。主に後宮担当。禁軍大統領衛氏次女。主人公の人間の母。三十八歳。
・兄……姜 梨鶯。主人公の人間の兄。双子の妹がいる。十九歳。来年成人。
・姉……姜 清陽。主人公の人間の姉。双子の兄がいる。十九歳。成人。薬舗蘇芳堂堂主との結婚を控えている。
・主人公……姜 翠琅。仙子族。十六歳。
・弟……姜 藍祥。未成年。主人公の人間の弟。
【朝廷】
〈三省〉
・中書省……皇帝と相談し法案の文書作成する機関。
・門下省……法案を審査し立法する機関。
・尚書省……法案を行政化する機関。
〈六部〉……尚書省の下にある実務機関。
・吏部……人事。
・戸部……財政、地方行政。
・礼部……伝統、教育、倫理。外交。
・兵部……軍事。布団や天幕などの軍用品の管理や、兵士の登録や抹消も行う。
・刑部……司法、警察。
・工部……公共工事。宮中の特別な工芸品の製作。
【九寺】
・大理寺……法務機関。裁判などを行う。
・太常寺……祭祀や儀礼。天文学を用いた占いで国の吉兆を判断する。
【蒐集屋敷】
・日耀
・月耀
・火耀
・水耀……屋敷主はアーサー・アップルトン。スペンサーの兄。
・木耀
・金耀
・土耀
〈協会離脱〉
・銀耀……屋敷主はスペンサー・アップルトン。所属探索者は姜 翠琅。護衛は螢惑。
【異界】
・零度界……周波数のない絶対零度の世界。
・赫界……異なる周波数を持つ多元世界の総称。幽界とも書く。
・金霞閣……仙境にある、この世のすべての書物が集まるという楼閣。閣主は天狐の蘭麝。
・聖域……妖精だけが住むことを許された、妖精王族が統べる国。
・九天玄女統治的聖域……シード・オブ・ジゥティェンシュェンニュ。九天玄女が統べる聖域。翠琅の出身地。
【様々な種族・民族・宗教】
・仙子族……いわゆる、妖精。役割で言うとフェアリーよりもスプリガンの性質が強い。
・獣化種族……狼化種族や兎化種族といったように、特定の獣に変身したり攻撃特性を持っている種族。
・ズナアク族……占星術や呪術を得意とする民族。青狼国の自治区にて遊牧しながら暮らしていた。褐色の肌に銀色の目をしている。別名、銀鉤の民。
・白虹教……白虹という太陽を穿つ白き虹を神と崇めている宗教。祭祀などを行う人物のことを紅師と呼ぶ。最上位は大紅師。
【江湖】
・薬黎院……薬草の栽培から製薬、販売までこなす薬術師の一族。妖精王族との取引もあり、江湖の中でも最大級の勢力を誇っている。長は世襲制で、薬黎王と呼ばれる。跡継ぎである太子の名は春暁。